マリブのブログ

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『ウォーキングデッド』シーズン8第16話の私的な感想―最終決戦の後の決断―(ネタバレあり)



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The Walking Dead Season8-Episode.16/2018~(アメリカ)
企画:フランク・ダラボン/原作:ロバート・カークマン
出演:アンドリュー・リンカーン、ノーマン・リーダス、オースティン・アメリオ、ジェフリー・ディーン・モーガン

 最終話に向けて

いよいよシーズン8の最終話です。

・・ニーガンはやっぱり生き残りますよね。。

マギーはリックの決断に、どういう反応を見せるのでしょうか?

モーガンは移動の為、死んじゃうんですかね。。

タラの死亡フラグが多いようですが、彼女の太々しいタフさは結構気に入っています。

カールの理想郷の実現の為の犠牲者は、心が弱すぎるグレゴリーあたりでもう十分な気がしています。

・・私的には、ドワイドさえ生き残ってくれれば、他に言う事は何もないんですが・・

シーズン8第15話の感想はコチラ

 

以下『ウォーキングデッド』シーズン8最終話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。

 

 

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 決着

トリックや小細工に塗れたTWDシリーズを一旦リセットしたように感じました。

賛否両論あるでしょうが、これでシーズン9に向けたゾンビアポカリプスドラマにおける群像劇を描いて行く原点に立ち返った気がしています。

ちょっと駆け足でしたが、リック、ダリル、マギー、セディクらの決着もきちんと描かれていたので十分に満足できた最終回でした。

冒頭のリックとカールの歩む道は、どこかシーズン2のハーシェルの農場を想起させます。

欲を言えばこのファーストカットがカールの吹き替えを使った新撮でなく、あの当時に撮っておいたデュープ映像であったなら大いに感心したんですが。

 

ようやくセディクと対峙し、カールの死の顛末を聴く勇気を持てたリック。
最終決戦に向けた覚悟からなのか、彼の目にはもう迷いはありません。

エゼキエルをもう「王」とは呼ばず「ボス」と呼び彼を励ますジェリーは、中々ニクイ演出でした。

救世主の囚人達の姿が見えない事に苛立ちを隠せないモーガンは、集まってきていたウォーカーを遠ざける為外に出ていたアルに殺意を見せます。
しかしそれを止めに入るのはまさかのヘンリー。
モーガンには更にジャレットの幻覚まで見え始め一層死に憑りつかれていますが、そんな彼を気遣うリックに対し彼が放つ台詞、

「自分達は全てを失ってから悪に染まった」

は、ちょっとリックの核心を付いているのかもしれません。

サンクチュアリでも着々と戦闘の準備が進められ、ニーガンは囚人となったドワイド、ガブリエル、ユージーンまでをも連れ、決戦へと向かいます。
彼らの計画は、前回ドワイドから漏れ聴いた偽りの情報を確認しにやってくるであろうリック達に、更に偽りの情報を与えおびき出し、一斉に殲滅しようとする作戦。
告解の様にニーガンはそれをガブリエル伝え、彼は移動する車から逃げ出そうとしますが、直ぐにユージーンによって捕まります。
ガブリエルに銃を突きつけながら神への信仰を確かめるユージーン。
彼の眼差しにもまた、決意が伺えます。

 

すっかりニーガンの計画に乗せられ、戦いの地へと向かうリック達オールスターチーム。
その道中、闇に縛られたままのモーガンを人気回復を狙ったジーザスが丁寧に諭しています。

やがて何処からか聴こえてくる救世主たちの口笛。

シーズン6のラストを思い起こさせられ、一瞬緊張が走ります。

一斉に銃を構えるリック達。
包囲されていた彼らに対し、ニーガンの合図で救世主たちが射撃を始めようとする瞬間、ユージーンによって暴発するように仕込まれていた彼らの銃は全て暴発。
彼らはリックの合図によって攻め込まれ、一気に形勢は逆転します。
ユージーンを睨みつけるニーガンには、ガブリエル、ドワイドらが応戦。
たまらず逃げ出してゆく手傷を負った彼は、今シーズンの冒頭から垣間見せていたステンドグラスのついた木(負傷した涙目リックが写されたインサート映像)へと辿り着きます。

 

ヒルトップではやって来た救世主別動隊に備え、住民を街から避難させているタラ、イーニッド達の姿。
時間を稼ぐ為、一人ヒルトップに戻ろうとするタラに加勢するのは、囚人だった救世主グループのアル達。
彼らが門前まで戻ると、ようやく参戦を決意したアーロン率いるシンディ達オーシャンサイドのメンバーが救世主たちを撃退している姿を目にします。

 

ダリル達に投降を始めるローラ達救世主の残党軍。

そしていよいよニーガンとリックとの一騎打ちが始まります。

怪我を負っているニーガンにも、やはり肉弾戦ではリックはかないません。
と、彼は突然ニーガンにカールの思いを伝え始めます。
カールに弱いニーガンが怯んだその一瞬、不意打ちの様に拾ったステンドグラスの破片で彼の喉を切り裂くリック。
膝から崩れ落ちるニーガンが彼に放つ最後の台詞、

「これがお前だ。カールは何もわかっちゃいない。」

を受け、思いを巡らすリック。
マギーたちも駆けつけ、彼の決断を見守ります。

そしてリックは、セディクにニーガンを助けるよう指示を出します。

マギーはそれを受け入れられずに絶叫。そんな彼女を必死に抑えるミショーン。
ダリル、モーガン、ロジータ達の表情にも戸惑いが伺えます。

様々な思いが交差する中、リックはカールの望んだ新しい未来の為に、ニーガンを含めた救世主の残党たち全ても許す判断を下します。

あまりにも長かったニーガンとの戦いに、ようやく終止符が打たれた瞬間。

『情けは怒りに勝る』

の台詞を呟きながら、リックは死闘を繰り広げた木の根元に座り込みます。。

 

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 戦争終結、それぞれの判断

全面戦争終結後、モーガンはキャロルに自分の武具を託しジェイディスの元へ向かいます。 

ゴミ山で一人取り残されていた彼女に、アレキサンドリアへ来る様伝えるモーガン。
喜んで向かおうとするジェイディスとは対照的に、モーガンは彼女の代わりにゴミ山で隠遁生活に入るようです。

臆病者のユージーンの最後の決断に、顔面へのワンパンのみで許すロジータのカッコよさ。。

ダリルはドワイドを連れ、何処かの森の中へとやってきます。

とうとう彼が処刑されてしまうのかと内心ハラハラでしたが、ダリルはカールの思いを受け、ドワイドを許します。

彼がダリルに許しを請う最後のシーンは、TWDシリーズではあまり見ない、映画的描写のようなカメラサイズでのふたりの顔の切り返しでした。

やがてシェリーを探す旅に出るドワイドは、彼女との思い出だった家にやってきます。
2本並べられたビールに「ハネムーン」と書かれた置手紙。
シェリーがまだ何処かで生きている事を確信したドワイドからようやく零れる笑顔。。

 

・・これ、新しいスピンオフでやってもらえませんかね・・?

 

原作者でシリーズクリエイターのロバート・カークマンは、AMCに新しく設けられたCCO(チーフ・コンテント・オフィサー)という役職で「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」に続くTWDシリーズの新たなスピンオフドラマを検討中です。

「フィアー」はスコット・ギンブルが引き継ぐのであまり過度な期待を持たないつもりでいますが、ドワイドのシェリーを探すゾンビ世界の中での一人旅をテーマにしたシリーズは中々面白い気がするんですが・・

 

やがてそれぞれの街へと戻っていく人々達。

エゼキエルはジェリー、キャロルたちと共にキングダムへ。

ニーガンの呪縛から解き放たれた元妻たちは、本来の住人だったオーシャンサイドの女性達も受け入れ、サンクチュアリの再建を始めています。

一命を取り留めさせたニーガンを終身刑にし、彼にカールの信じた希望ある新世界を見せ続ける事でそれを立証しようとするリックとミショーン。

 

そしてこの最終話の一番の衝撃は、、

 

マギーはそんなふたりの決断を受け入れない判断を下しました。

そして自らの弱さを克服したダリルも、彼女の判断に同意します。

 

とうとうメインメンバーがニーガンをきっかけに割れましたね。

 

ここでのキャロルの立ち位置も気になりますが、まず注目したいのは、

哲学的思考の中で、カールが信じた性善説を貫こうとするリックとミショーンに対し、

正当な罰と規律によって、グレンのような犠牲者を出さない為の性悪説の側に立つマギーとダリル。

 

・・自分としては、、

これまでカールの思いに依拠していましたが、マギーのあの絶叫を見てしまうと、政治的、原作に沿った展開だったとしても、リックの決断が正しかったようにはどうしても感じられません。

 

愛する者を無残に殺された人間の怒りは、その人間の死を持ってしても余りある程のはず。

少なくともカールの意思を持ってしても、マギーの思いを止める権利は誰にもありません。

それは復讐とはまた別の、ヒューマニズムを尊重する上でのひとつのけじめなんじゃないでしょうか?

宗教批判になりそうなのでこれ以上は控えますが、リック達はカールの思いをどこか神格化し始めているような気がしてしまいます。

全体の中での個の思い、個の思いの集合体によって出来上がる希望

 

なんとも難しい解釈のこの二つの概念の違いから生まれた彼らの亀裂を、シーズン9ではどう描いていくのでしょうか?

結局ジョージ―達の登場は見送られましたが、そこに強大な勢力を持つコモンウェルスが絡んでいく次のシーズンには、今までとは違った大きな期待が持てそうです。

衝撃のリック役アンドリュー・リンカーンの降板記事はコチラ

 

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