マリブのブログ

オススメの映画やドラマの感想を徒然に。。

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映画『青いパパイヤの香り』の私的な感想―強く儚い者たち―(ネタバレあり)

L'odeur de la papaye verte/1993(ベトナム/フランス) / 強烈な緑の美しさと人々の哀愁を感じる作品です。 それはタイトルにもあるパパイヤの実から中庭に生い茂る草木、更にその上で暮らす蛙や昆虫に至るまで、アジアの自然が存分に盛り込まれた少しダ…

ABCテレビ『幸色のワンルーム』放送中止を受けて―瑕を持つ人たちをどうか、見捨てないでほしい―

放送を自粛したテレ朝の忖度 /『万引き家族』の上映でようやく世間が目を向け始めた時勢のうねりが再び世論の声に揉み消されてしまった。 上辺を取り繕う社会の裏で歪んでいく人間関係の実態に、自分たちはいつまで目をそらし続けるのだろうか? 幼稚化が進…

映画『ザ・フォッグ』の私的な感想―100年前の亡霊伝説を描くクラシックホラー―

The Fog/1980(アメリカ) / 見えない恐怖を最大限に生かしたカーペンターが放つもう一つの名作ホラー 前回の、最恐ゾンビ&オカルトホラー映画10選には入れていませんでしたが、 「『ザ・フォッグ』を名作ホラーに入れないなんてありえない!」 と言う厳…

暑い夏の夜をヒンヤリ涼しく・・絶望感が広がるSFホラー映画10選

前回からの引き続きホラー映画特集の第二弾です。 どうもコミカルになりやすいSFホラーは、ゾンビものやオカルトものに比べあまり見ませんが、それでも少し寝苦しい夜に見るにはピッタリ。 多少の駄作で寝落ちしてもあまり後悔はしませんw 今回はその中で…

映画『深呼吸の必要』の私的な感想―沖縄愛が詰まった究極のヒーリング―

深呼吸の必要/2004(日本) /究極の癒し、沖縄の精神 夏が近づくと思い出す映画です。 篠原哲雄監督の沖縄愛がたっぷり詰め込まれているこの作品は、自分にとって究極のヒーリング映画。 疲れた時に、ただ、何も考えずに感じるだけの作品です。

映画『15時17分、パリ行き』の私的な感想―実在の人間で実際の事件を再現した究極のリアリティー―(ネタバレあり)

THE 15:17 TO PARIS/2017(アメリカ) /イーストウッドの更なる試み 斬新な試みの中にもどこか懐かしさを感じさせる作品でした。 誇張された演出もなく殆どドキュメントの様に、2015年にフランスで実際に起きたタリス銃乱射事件の舞台裏を、あろうことか、…

映画『デトロイト』の私的な感想―アメリカの深い闇、真実を追う記録映画―

Detroit/2017(アメリカ) 『タイタニック』や『アバター』等で知られる巨匠・ジェームス・キャメロンの前妻にして、80年代にはGAPの広告塔まで務めた高身長のアメリカを代表する女流監督と言えばこの作品を手掛けたキャスリン・ビグロー。 余りにエネルギ…

映画『プライベート・ライアン』の私的な感想―極限状態から見出す本当の愛国心―

Saving Private Ryan/1998(アメリカ) ・・この時期になると、毎年この映画の事を思い出します。 王道中の王道戦争映画ですが、一度は誰もが見るべき戦争の現実。 アメリカエンターテインメント・ウィークリー誌が、史上最も愛国的なアメリカ映画ベスト1…

日本サッカー史上初のベスト8を夢見た2週間。ロシアW杯で日本代表に足りなかったもの

・・様々な思いが駆け巡ったこの2週間。。 絶対攻略不可能と思われた強豪コロンビアに競り勝ち、圧倒的な身体能力を誇るセネガルと引き分け、ポーランドの忖度のおかげでぎりぎりグループリーグ突破を果たした日本代表でしたが、レッドデビル・ベルギーの迫…

映画『レッド・スパロー』の私的な感想―艶やかなジェニファー・ローレンスの才能―

Red Sparrow/2018(アメリカ) / ジェニファー・ローレンスの究極の俳優魂 ジェニファー・ローレンスってこんなに潔い芝居をする女優に成長してたんですね。 快活そうに見えてどこか幼気な雰囲気が魅力的だった彼女が、大人の女優として開花したその俳優魂…

映画『悪い女』の私的な感想―女たちが辿り着いた友情の先にあるもの―

파란 대문/1998(韓国) /奇才キム・ギドク監督が後にヒットさせた『悪い男』と相対的にこの邦題がつけられた映画の本当の原題は『青い門』 確かに劇中でも印象的にこの門は写されていますが、相乗効果を狙った配給会社の思惑を差し引いても、中々にセンス…

寝苦しい夜に背筋を凍らす本当にコワイ最恐ゾンビ&オカルトホラー映画10選

『ウォーキング・デッド』以降、ホラー映画人口は日本でも飛躍的に増えているようですが、最近のホラー映画では一昔前の心理的な恐怖を感じる作品は少なくなっている気がしています。 年齢のせいかもしれませんが、同じアラフォー世代にとっての忘れられない…

映画『DISTANCE』の私的な感想―社会の歪みを見詰めた是枝監督の原点―

DISTANCE/2001(日本) /私的にはこの映画が一番是枝監督らしい作品な気がします。 ドキュメンタリー出身の彼が日本の社会問題に初めて疑問を抱いたのは、実は地下鉄サリン事件。 平成の犯罪史上類を見ないあの事件の事は未だに記憶に新しいですが、この映…

映画『アイデンティティー』の私的な感想―振り止まない雨の日の夜の出来事―

Identity/2003(アメリカ) /多彩な俳優陣が集結したクローズドサークルミステリー 雨の日の夜に見るサスペンスと言えば、まず初めに思い浮かぶのがこの作品。 閉じ込められたモーテルで一晩中止まない激しい雨がとても印象的です。 叙述トリックが散りば…

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