マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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映画『呪われし家に咲く一輪の花』の私的な感想―朽ちていく女の記憶―

I AM THE PRETTY THING THAT LIVES IN THE HOUSE/2016(カナダ、アメリカ)/83分/ 幽霊の記憶 /「この映画は誰の為に作られた映画なんだろう?」 なんて疑問がアタマの中に木霊する。 冒頭のテロップで、 「ある家をくれたA・Pへ捧ぐ」 なんて詠ってし…

映画『HOSTILE ホスティル』の私的な感想―異形の世界で繋がる究極の愛のカタチ―

HOSTILE/2018(フランス)/83分 / 永遠の愛のカタチを模索するロマンス 久しぶりにじっくり考えさせられる映画を見た気がする。 ポスターにある主演のブリタニー・アッシュワースが抱きしめる異形の生物の正体は、勘のいい方なら案外直ぐに分かってしまう…

―樹木さんが亡くなり、安室奈美恵が引退し、平成が往く―

どうしても時代の節目を痛切に感じてしまう。 ほぼ同じタイミングだったこの映画界、音楽界をそれぞれけん引し続けてきた二人の最後は、連休最終日の雨とも重なり、随分街を物悲しく感じさせた。 業界内では誰しもが口を揃えこの二大女史の結末に胸を痛めて…

映画『クワイエット・プレイス』の私的な感想―劇場体験型新感覚SFスリラー―

A Quiet Place/2018(アメリカ)/95分 /リアルな質感が揃った究極のサバイバル /円あって試写会で見せてもらったのだが、中々に斬新で秀逸なスリラー。 タイトルの“クワイエット・プレイス”を直訳すると“静かな場所”となるのだけれども、95分間殆ど音の…

映画『黒い箱のアリス』の私的な感想― 3本のシリンダーから得た能力―(ネタバレあり)

Black Hollow Cage/2017(スペイン)/106分 /黒い箱の謎 /ここまで静かなサスペンス映画も珍しい。 カメラワークは恐ろしくゆったりとしていて、シンメトリックな構図や情緒的な風景描写は、疲れきった夜に観るにはあまりに危険すぎる。 劇中の音楽や効…

映画『唐山大地震』の私的な感想― 震災の日から続く家族の絆―

唐山大地震/2010(中国)/135分/ /震災が起きた時に自分たちに出来るコト /2018年9月6日午前3時8分に発生した北海道胆振東部地震に対し、自分に何か出来ないかいろいろ考えてみたが、映像業界に生まれ育った自分に結局今出来る事は映画を通じてそれ…

映画『きみの鳥はうたえる』の私的な感想― 屈託なく笑うあの夏の彼女―

きみの鳥はうたえる/2018(日本)/106分 / 屈託なく笑う彼女の笑顔 /こんなにも美しく笑う女優を初めて見たかもしれない。 ビートルズの「リボルバー」に収録されたジョン・レノン作のロック・ナンバーを邦題に起こしたこの作品には、終始その気怠くも心…

映画『タリーと私の秘密の時間』の私的な感想― 女の現実から目を背ける男へ―

Tully/2018(アメリカ)/95分 / 女の現実から目を背けてきた男たちへ・・ /男はこの手の邦題をつけられると何だか無性にこっぱずかしくなってくる。 “タリーと私”までならなんとか・・ でも“秘密”というワードが添えられた瞬間から、その映画に甘い飽和…

映画『検察側の罪人』の私的な感想―キムタクの原点回帰と本当の罪人―(ネタバレあり)

検察側の罪人/2018(日本)/123分 /エポックメイキングなキムタクの熱演 /何とも言えない虚脱感に襲われた映画でした。 それが、映画自体の社会批判からなのか、監督の狂奔ぶりからなのか、製作側の悪意からなのか・・・ 時勢を反映した映画作りは『万引…

映画『リリィ・シュシュのすべて』の私的な感想―青春の瑕―

All About Lily Chou-Chou/2001(日本) / 透明感のある青春の瑕 /『スワロウテイル』でそのセンシティブな世界観を描ききった岩井俊二が、原点回帰したとも言える映画がこの作品。 最近一部の若い世代の岩井俊二をリアルタイムで知らない人たちの間では…

映画『羊の木』の私的な感想―過ちを犯した人間は二度と社会に戻れないのか?―(ネタバレあり)

羊の木/2018(日本) /吉田大八監督の渾身の問題作 /吉田大八監督作品の中では、一番難しい作品かもしれません。 犯人捜しのサスペンスの様で、ヒトの業、倫理学にまで踏み込んだこの映画は、是枝組の『万引き家族』にも通じた社会批判を大いに盛り込んだ…

映画『屋敷女』の私的な感想―タブーを犯し続ける禁断描写―

À l'intérieur/2007(フランス) /スリラー映画を越えた鮮血のフレンチホラー /この映画だけは出産を控えた女性は絶対見ない様にして下さい。 ゆったりとして情緒的な映像美の裏に流れる陰鬱な不協和音は、妊婦の持つ不安をストレートに刺激していきます。…

【真夏のおすすめホラー特集③】狂気に憑りつかれた人間&サイコホラー映画10選

狂気に憑りつかれた人間&サイコホラー映画10選 /お盆明けの微睡んだ日に観るホラー映画特集の第三弾です。 オカルトものや幽霊もの、SFホラー以上に怖いのはやっぱり人の狂気。 『ウォーキングデッド』でも描かれてきた様に、私的には倒錯していく人間ほ…

映画『ピエロがお前を嘲笑う』の私的な感想―4つの角砂糖の友情―

Who Am I - Kein System ist sicher/2015(ドイツ) / ニューウェーブなサスペンス /トリッキーでスタイリッシュなドイツ生まれの極上サスペンスです。 邦題の語源は、劇中の天才ハッカー役の主人公ベンヤミンが仲間に付けたグループ名称“Clowns Laughing…

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