マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

      
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ハートフル

映画『ひとよ』の私的な感想―親から子へ受け継がれる因果の法則―

Hitoyo/2019(日本)/123分 /舞台から生まれた儚い親子の戯曲 / “親の因果が子に報う”なんて負の連鎖を象徴することわざがあっても、そこに希望を抱かせてくれるコトバは、どうしても思い当たらない。。 それは、元々仏教国な日本そのもののカルマ(業)…

映画『最初の晩餐』の私的な感想―もう一つの家族の風景―(ネタバレあり)

The First Supper/2019(日本)/127分 /家族の風景 / 来年の映画賞を総ナメにする熱量はおろか、邦画業界に新風を巻き起こす程の、ぬくもりを感じられる映画だった。

映画『パッセンジャー』の私的な感想―オリジナル脚本に込められていた本当のテーマ―(ネタバレあり)

Passengers/2016(アメリカ)/116分 /実現できなかったオリジナルの脚本 /・・まるで手塚治虫の描いた世界の様だけど。。 Rotten Tomatoes等の映画批評サイトではすこぶる評価の低いこの作品は、私的にはちょっと考えさせられる深みのあるスペーススリラ…

映画『タイタニック』の私的な感想―志高のラブストーリーに隠された逸話―

Titanic/1997(アメリカ)/194分 /珠玉の名作ラブストーリー /不沈のこの名作映画が世に生まれて20年以上。 ノルウェー生まれのシセルが、漂う様にハミングするこの音色が聴こえてくるだけで、世界中の多くの人たちはその深く沈む海の底に思いを馳せられ…

映画『東京ゴッドファーザーズ』の私的な感想―クリスマスの夜にかけられる魔法―

Tokyo Godfathers/2003(日本)/90分 /イブの夜にかけられる魔法 /クリスマス・イヴの夜ぐらいは、ちょっと幸せになれるアニメを。。 米国の大手映画ファンサイトTaste of Cinemaで小津映画や黒澤作品に並んで、東京を舞台にした16本の名作映画にも選ば…

映画『希望のかなた』の私的な感想―フィンランドでアキカウリスマキが叫ぶ友愛―

Toivon tuolla puolen/2017(フィンランド・ドイツ)/98分 / 小津映画に通じる清貧さ / 師走を迎えるとなんだか無性に忙しい。 映画ブログにかまけて仕事をサボっていたツケが回ってきたのか? 或いは業界独特の年末に向けての撮影ラッシュの為か・・? …

映画『ボヘミアン・ラプソディ』の私的な感想―史実を越えてフレディが残したもの―

Bohemian Rhapsody/2018(アメリカ)/135分 /グラムロック界を駆け抜けた伝説の男 /音楽に秘める可能性が、この作品にはすべて集約されている。 それは情動であり、希望であり、信念であり、愛情。 近頃の日本ではだいぶ首を傾げられてしまいそうな、そ…

映画『勝手にふるえてろ』の私的な感想―綿矢りさと松岡茉優が起こした化学反応―(ネタバレあり)

勝手にふるえてろ/2017(日本) /原作者の綿矢りさの作品群は自分の中で思い出でもあり羅針盤。 この作品は、そんな彼女の筆致がはっきりと伝わってくる恋愛映画です。 昔風に言えば、、 ちょっとニッチでキッチュな非リア充系女子の断片を垣間見せ、広が…

映画『メッセージ』の私的な感想―ノンゼロサムの未来―

Arrival/2016(アメリカ) /宇宙映画の概念を覆す秀作 いつか誰かに伝えたかった名作です。 この映画だけは、一人ではなく誰かと見るコトをオススメします。 宇宙モノの映画ですけど主軸は殆ど哲学。 というより、感覚的にはむしろ文学に近いような気もし…

映画『ショートターム』の私的な感想―ココロが少し疲れてきたヒトたちへ・・―

Short Term/2014(アメリカ) /この映画は、サンディエゴ州立大学の映画学科の学生が卒業制作で作った言わば自主映画を基にして作られているんですがこれが中々の秀作。 22分の短編として作られた基の『Short Term 12』は、インディペンデンス映画の王道と…

映画『最強のふたり』の私的な感想―本当の友達のつくり方―

Intouchables/2011(フランス) / ふんわりと優しい気持ちになれる映画です。 素直になれないヒトには丁度いいかも。。 第36回日本アカデミー賞最優秀外国作品賞等を始め数々の映画賞を受賞したこの作品ですが、どうも日本人ウケが一番いいみたいですね。 …

映画『Love Letter』の私的な感想―青春の一ページに刻まれた記憶―

Love Letter/1995(日本) /言わずと知れた「岩井美学」の代表作。 この映画をきっかけに彼の作品にハマったヒトも多いんじゃないでしょうか? ほろ苦いエピソードに情緒的でノスタルジックな映像描写を織り交ぜ、90年代の日本映画界を席巻したこの作品は…

映画『コンタクト』の私的な感想―カール・セーガンに捧げた宇宙叙情詩―

Contact/1997(アメリカ) /自分にとっての宇宙映画のNo.1は『2001年宇宙の旅』でも『ET』でも『アルマゲドン』でも『インディペンデンスデイ』でもなくこの作品。 今では少々チープに見えてしまう90年代後半のCG技術ですが、自分がこの映画を推す一番の…

映画『クラッシュ』の私的な感想―ココロが震える、圧巻の魂の叫び声―

Crash/2005(アメリカ) / 忘れません。この映画は。 この作品を誰かに伝えたくて、著者はこのブログを初めました。 感動というより、見終わった後の胸の奥の小さなぬくもりが今でも忘れられません。 多民族国家を象徴するようなアメリカの、様々な人種が…

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