マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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ホラー

映画『ハウス・ジャック・ビルド』の私的な感想―シリアルキラーが築く家族の風景―(ネタバレあり)

The House That Jack Built/2019(デンマーク、フランス、ドイツ、スウェーデン)/155分 /マザーグースの童謡 /何時の頃からか、ユマ・サーマンにはどうしても嫌悪感を感じてしまう。 ・・それが、屈折した自分の留学経験からの、強い白人コンプレックス…

映画『ウィッチ』の私的な感想―魔女の誕生秘話を紐解くシュールな異色ホラー―

The Witch / The VVitch: A New-England Folktale/2016(アメリカ)/93分 /魔女の誕生秘話 /“魔女狩り”と聴くと皆さんは何を思い浮かべるだろうか? ジャンヌ・ダルクの最期?グリム童話の世界? 中世ヨーロッパでは実際に盛んに行われてきたこの異端審…

映画『イット・カムズ・アット・ナイト』の私的な感想―赤い扉を開ける者―(ネタバレあり)

It Comes at Night/2017(アメリカ)/91分 /ホラーの定義 /ホラー映画の定義には色々ある。 物質的や感覚的な恐さを感じられるもの、或いは見る側が心理的な恐怖を感じられるもの。 自分のブログでは、規格外なグロ描写でもない限り、あえて悪魔やゾンビ…

映画『ベルベット・バズソー 血塗られたギャラリー』の私的な感想―禁忌に触れた者達の殺戮ショー―

Velvet Buzzsaw/2018(アメリカ)/113分 /牙をむく芸術 /芸術家を目指す人間は、意外にもマッチョが多い事を皆さんはご存じだろうか? ダウンタウンの松ちゃんやGacktなんかもその類で、自分の回りにもストイックに筋トレを欠かさない連中は大勢いる。 …

映画『サスペリア』の私的な感想―リメイクされた本物のモダンホラー―(ネタバレあり)

Suspiria/2018(アメリカ、イタリア)/152分 /本当の狂気 /ホラー映画のリメイク物は大抵駄作に終わる。 それは恐怖の根本を蔑ろに、進化した映像処理に依存してしまう自分達の悪癖でもある。 78年のホラーの生みの親ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』に…

映画『CRESCENT 冷たい海の底』の私的な感想―マーブルに染まる女が辿り着く海辺―(ネタバレあり)

The Crescent/2017(カナダ)/99分 /メランコリックな異色ホラー /冒頭に出てくる色彩豊かなマーブリングの映像を見ていると、始めはだいぶメランコリックな映画の様に感じてしまう。 寒々しい海と家。 更にそこに幼子を見守る母親が佇んでいると、やっ…

映画『無垢の祈り』の私的な感想―DVD化さえできない禁断のタブー―

Innocent prayer/2015(日本)/85分 /見えない現実 /年明け早々、またとんでもない作品を観てしまった。 胸糞、幼児虐待、R指定と三拍子揃ったこの映画が、まったりとした飽和感の残る正月の吉祥寺UPLINKで再上映されていると知って足を運んでみた。 劇…

映画『デビル』の私的な感想―M・ナイト・シャマランが仕掛ける悪魔の罠―

Devil/2010(アメリカ)/80分 / M・ナイト・シャマランの世界観 /冒頭の数分を何気なく見流してしまうと、この映画の印象はガラッと変わってしまう。 クローズド・サークル・ミステリーの代名詞でもあるアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」…

映画『リビング・デッド・サバイバー』の私的な感想―孤独な男のゾンビパンデミック―

La nuit a dévoré le monde/2018(フランス)/93分 / シュールなゾンビパンデミック /フランスらしい独特なシュールさが漂うゾンビ映画だ。 『ウォーキング・デッド』の再開を待ちきれなくて思わず借りてみたホラーだが、ただ襲ってくるだけじゃなくて、…

映画『ヘレディタリー/継承』の私的な感想―悪魔パイモンに魅入られた禁断の家族―(ネタバレあり)

Hereditary/2018(アメリカ)/127分/悪魔の存在 /圧倒的な不気味さが漂う作品だ。 老婆の様な顔つきの無表情な少女。断面図的に切り取られる画の構図。 冒頭で死を迎えている老母の葬儀は、主人公である母の闇の儀式の始まりに過ぎない。 この映画の登場…

映画『呪われし家に咲く一輪の花』の私的な感想―朽ちていく女の記憶―

I AM THE PRETTY THING THAT LIVES IN THE HOUSE/2016(カナダ、アメリカ)/83分/ 幽霊の記憶 /「この映画は誰の為に作られた映画なんだろう?」 なんて疑問がアタマの中に木霊する。 冒頭のテロップで、 「ある家をくれたA・Pへ捧ぐ」 なんて詠ってし…

映画『屋敷女』の私的な感想―出産を控えた女性は鑑賞禁止!妊婦を襲う怖い女―

À l'intérieur/2007(フランス) /スリラー映画を越えた鮮血のフレンチホラー /この映画だけは出産を控えた女性は絶対見ない様にして下さい。 ゆったりとして情緒的な映像美の裏に流れる陰鬱な不協和音は、妊婦の持つ不安をストレートに刺激していきます。…

【本当に怖いホラー映画特集】狂気に憑りつかれた人間&サイコホラー10選《2018年保存版》

狂気に憑りつかれた人間&サイコホラー映画10選 /お盆明けの微睡んだ日に観るホラー映画特集の第三弾です。 オカルトものや幽霊もの、SFホラー以上に怖いのはやっぱり人の狂気。 『ウォーキングデッド』でも描かれてきた様に、私的には倒錯していく人間ほ…

映画『ザ・フォッグ』の私的な感想―100年前の亡霊伝説を描くクラシックホラー―

The Fog/1980(アメリカ) / 見えない恐怖を最大限に生かしたカーペンターが放つもう一つの名作ホラー 前回の、最恐ゾンビ&オカルトホラー映画10選には入れていませんでしたが、 「『ザ・フォッグ』を名作ホラーに入れないなんてありえない!」 と言う厳…

【本当に怖いホラー映画特集】絶望感が広がるSFホラー10選《2018年保存版》

前回からの引き続きホラー映画特集の第二弾です。 どうもコミカルになりやすいSFホラーは、ゾンビものやオカルトものに比べあまり見ませんが、それでも少し寝苦しい夜に見るにはピッタリ。 多少の駄作で寝落ちしてもあまり後悔はしませんw 今回はその中で…

【本当に怖いホラー映画特集】最恐ゾンビ&オカルトホラー10選《2018年保存版》

『ウォーキング・デッド』以降、ホラー映画人口は日本でも飛躍的に増えているようですが、最近のホラー映画では一昔前の心理的な恐怖を感じる作品は少なくなっている気がしています。 年齢のせいかもしれませんが、同じアラフォー世代にとっての忘れられない…

映画『カーゴ』の私的な感想―7分間のショートフィルムから生まれたヒューマンゾンビドラマ―

CARGO/2018(オーストラリア) /『ウォーキング・デッド』の世界では描けなかったゾンビアポカリプスな世界でのもう一つのヒューマンドラマです。 2013年、この映画の元となったオーストラリアで作られたショートフィルムは、Youtubeにアップされると同時…

AMCドラマ『ウォーキング・デッド』の私的な紹介―人間の本性を描いた究極の群像劇―

The Walking Dead/2010~(アメリカ) /究極のヒューマンドラマ。世紀末を舞台にした人間達の群像劇 彼是10年近くこのドラマを見続けているでしょうか? 元々ゾンビ映画好きだったんですが、アメリカでゾンビドラマが始まると聞いた時はもうあまりの嬉しさ…

映画『28週後...』の私的な感想ー『28日後...』のパンデミックからの正統な続編ー

28 Weeks Later/2007(イギリス) / 豪華キャストで描かれた『28日後...』の続編 ホラーもののこの手の続編って、なんか駄作が多すぎる気がしませんか? 邦題であたかも続編のようなイメージを創り、実際のストーリーはオリジナルとは全く別物の話とかのあ…

映画『28日後...』の私的な感想―スタイリッシュなホラーロードムービー―

28 Days Later/2002(イギリス) /『ウォーキングデッド』のおかげか、近年ゾンビ映画に対する垣根も随分低くなってきたように感じます。 ひと昔前だと、ゾンビ映画なんて子供か一部のマニアの為だけのモノと思われていたのに、最近では若い女子でも結構コ…

映画『レイク・マンゴー』の私的な感想―本当に恐い心理ホラー―

LAKE MUNGO/2008(オーストラリア) /怖かったです。久々に。 ハリウッド系絶叫ホラー作品が世間の話題をさらう中、最近のホラー映画の定義がちょっと曖昧になってきている気がします。。 霊的、ゾンビ的なモノ、スプラッター的に視覚に訴えるモノがホラー…

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