マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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Recomend

映画『死の谷間』の私的な感想―ディストピアに生きるアダムとイヴ―(ネタバレあり)

Z for Zachariah/2015(アメリカ、スイス、アイスランド、ニュージーランド)/98分 / 日本人のバイブル /結論から言うと宗教を題材にした映画は結構面白い。 『Mother!』や『コクソン』等の映画でキリスト教を大分批評してきた自分が言うのもなんだが、…

映画『ヘレディタリー/継承』の私的な感想―究極のホラー映画の誕生―(ネタバレあり)

Hereditary/2018(アメリカ)/127分/悪魔の存在 /圧倒的な不気味さが漂う作品だ。 老婆の様な顔つきの無表情な少女。断面図的に切り取られる画の構図。 冒頭で死を迎えている老母の葬儀は、主人公である母の闇の儀式の始まりに過ぎない。 この映画の登場…

映画『レオン』の私的な感想―極限の偏愛で繋がっていくオトコの夢―

Léon/1994(フランス)/133分/ 不器用な愛情表現の示し方 /自分は昔からあまり恋愛映画を観れない。 きっとそれは、そこに真実の愛のカタチをみつける事が出来なかったからだろう。 それじゃ、真実の愛とはなんなのだろうか?

映画『愛しのアイリーン』の私的な感想―夫となる者へと捧ぐ愛の詩―

愛しのアイリーン/2018(日本)/137分/ 吉田恵輔監督作品の飛躍 /原作のあの難しいテーマをよくこの130分に纏めてみせたのかと感心させられてしまう。 どうやら映画版『ヒメアノ~ル』で見せた吉田監督の才能は本物のようだ。 照明技師上がりの異例のキ…

映画『きみの鳥はうたえる』の私的な感想― 屈託なく笑う石橋静可の笑顔―

きみの鳥はうたえる/2018(日本)/106分 / 屈託なく笑う彼女の笑顔 /こんなにも美しく笑う女優を初めて見たかもしれない。 ビートルズの「リボルバー」に収録されたジョン・レノン作のロック・ナンバーを邦題に起こしたこの作品には、終始その気怠くも心…

映画『羊の木』の私的な感想―過ちを犯した人間は二度と社会に戻れないのか?―(ネタバレあり)

羊の木/2018(日本) /吉田大八監督の渾身の問題作 /吉田大八監督作品の中では、一番難しい作品かもしれません。 犯人捜しのサスペンスの様で、ヒトの業、倫理学にまで踏み込んだこの映画は、是枝組の『万引き家族』にも通じた社会批判を大いに盛り込んだ…

映画『ア・ゴースト・ストーリー』の私的な感想―魂が消滅する瞬間―(ネタバレなし)

A Ghost Story/2017(アメリカ) / 珠玉のゴーストファンタジードラマ /タイトルから想像するとホラー映画の様ですが、その期待をいい意味で全く裏切る作品です。 人の魂を描いた映画としては『21グラム』にも近いテーマですが、この作品で描かれている…

映画『万引き家族』の私的な感想―追悼。樹木希林からの遺言―

Shoplifters/2018(日本) /圧倒的にひりついた痛みを感じる作品です。 “平成”の隙間に取り残された闇と“昭和”の温もりとの狭間で、現代社会に埋没している家族の一片を覗き込んでいるような感覚。 「是枝組」というアットホームな家族が紡ぎ出した明確な…

映画『孤狼の血』の私的な感想―東映任侠映画史の魂を受け継ぐ者たち―

孤狼の血/2018(日本) /時代の趨勢の中で薄れてゆくヒトの痛み やっぱりこの手の作品には、何時までも日本男児に滾る熱き血潮を感じてしまいます。 久しぶりに映画館で観た邦画でしたが、何とも言えない味わい深い日本人臭さには哀愁を覚えます。 一見男…

映画『メメント』の私的な感想―記憶のない男の記録―

Memento/2000(アメリカ) /いつの間にかMARBEL系のブロックバスター映画監督になり果ててしまったクリストファー・ノーランですが、私的には彼はこの作品でその才能の全てを出し切ってしまったと思っていますw 彼の弟、ジョナサン・ノーランが書いた短編…

Netflixオリジナルドラマ『13の理由』の紹介と私的なススメ―心を抉る青春の瑕―

13 Reasons Why Season1/2017~(アメリカ) /異様に密度の高い青春ドラマです。 『The Walking Dead』の再開を待つ間、新しい人間臭い海外ドラマを探していたらとうとう見つけてしまいました。。 初めは高校生のドラマと聴いてアラフォー世代の自分がちゃ…

映画『メッセージ』の私的な感想―ノンゼロサムの未来―

Arrival/2016(アメリカ) /宇宙映画の概念を覆す秀作 いつか誰かに伝えたかった名作です。 この映画だけは、一人ではなく誰かと見るコトをオススメします。 宇宙モノの映画ですけど主軸は殆ど哲学。 というより、感覚的にはむしろ文学に近いような気もし…

AMCドラマ『ウォーキングデッド』の私的な紹介―人間の本性を描いた究極の群像劇―

The Walking Dead/2010~(アメリカ) /究極のヒューマンドラマ。世紀末を舞台にした人間達の群像劇 彼是10年近くこのドラマを見続けているでしょうか? 元々ゾンビ映画好きだったんですが、アメリカでゾンビドラマが始まると聞いた時はもうあまりの嬉しさ…

HBOドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の紹介と私的な感想―これから見始めるヒトたちへ―

Game of Thrones/2011~(アメリカ) / 仮想世界史に夢を馳せる壮大なグレート・ゲーム ファンタジーもの、歴史系のドラマでこんなに観続けられたのは、これが初めてだと思います。 自分にとってはドラゴンも魔女も悪霊も、正直どーでもいいんですが、この…

映画『クラッシュ』の私的な感想―ココロが震える、圧巻の魂の叫び声―

Crash/2005(アメリカ) / 忘れません。この映画は。 この作品を誰かに伝えたくて、著者はこのブログを初めました。 感動というより、見終わった後の胸の奥の小さなぬくもりが今でも忘れられません。 多民族国家を象徴するようなアメリカの、様々な人種が…

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