マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

ディザスター

Netflix『イントゥ・ザ・ナイト』のキャスト紹介と私的な感想―ポールシフトで滅亡する人類。ベルギー産SFディザスタードラマ―

Into the Night Season1/2020~(ベルギー) /醜態をさらしながら団結する人類 “イントゥ・ザ・ナイト”=“夜へ・・”という直球なこのタイトル通り、このドラマの登場人物達は、只管夜を目指します。 そのエポックであるシーズン1は、エピソードも全6話と…

映画『コンテイジョン』の私的な感想―ウィルスパンデミック映画から本当に伝染するもの―(ネタバレあり)

CONTAGION/2011(アメリカ)/106分 /プロの映画エンジニア / この作品を、人の不安を煽るスリラー映画とする声も少なくない。 全世界に広がるコロナウィルスの恐怖そっくりそのままの描写は、多少穿った目で見ても、その現実世界とのシンクロ度が極めて…

映画『ディープ・インパクト』の私的な感想―地球最後の日に寄り添う人―

Deep Impact/1998(アメリカ)/121分 /他人に不寛容な時代 / 私的な気持ちを吐き出せば、終末論は突然やってくるものではないと思っている。 新型コロナの感染力やシンギュラリティのように、ある日突然オーバーシュートするのではなく、不安が人の心に…

映画『インポッシブル』の私的な感想―津波に飲まれた楽園で込み上げる情動―

Lo Imposible/2012(スペイン)/113分 /大地震の前兆 /”スーパームーン”と聴くと、どうしても大地震を連想してしまう。 直接の因果関係は立証されていないにせよ、強まった月の引力は活断層になんらかの変化を与えてきそうだ。 この映画の元となる2004年…

映画『デイ・アフター・トゥモロー』の私的な感想―現実に近づく地球氷河期―(ネタバレあり)

The Day After Tomorrow/2004(アメリカ)/124分 /王道のディザスタームービー /ゾンビモノ映画に次いで自分が欠かさず毎年チェックしているのは、実は災害をテーマにしたディザスタームービー。 近年ではその陳腐なドラマ性のおかげですっかり見る気が…

映画『唐山大地震』の私的な感想― 震災の日から続く家族の絆―

唐山大地震/2010(中国)/135分/ /震災が起きた時に自分たちに出来るコト /2018年9月6日午前3時8分に発生した北海道胆振東部地震に対し、自分に何か出来ないかいろいろ考えてみたが、映像業界に生まれ育った自分に結局今出来る事は映画を通じてそれ…

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