マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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上映中作品

映画『search/サーチ』の私的な感想―SNSの世界に広がるヒトの闇と温度―

Searching/2018(アメリカ)/102分 /想像力を研ぎ澄ます新時代のサスペンスドラマ /この作品は映画館で観れて本当に正解だったと思う。 全編をPC画面上で完結させるという荒業をやってのけたこのサスペンスは、アラフォー世代の自分たちにとっては、コン…

映画『テルマ』の私的な感想―北欧のキリスト教圏で覚醒する少女の目覚め―

Thelma/2017(ノルウェー)/116分 / 日本人のバイブル /結論から言うと宗教を題材にした映画は結構面白い。 『Mother!』や『コクソン』等の映画でキリスト教を大分批評してきた自分が言うのもなんだが、聖書は人間の核心の部分をついてくる。 それを自分…

映画『止められるか、俺たちを』の私的な感想―『カメ止め』で映画界に魅せられた人達へ・・―

止められるか、俺たちを/2018(日本)/119分 / 彼が死んだ日の朝に。。 /まるで自分たちの半生を振り返ってくれたかのような映画だった。 くぐもった閉塞感の中、あの頃抱いていた情熱が静かに蘇ってくる。。 「今日は何の日?」 なんて、ちょっと意地悪…

映画『ヘレディタリー/継承』の私的な感想―究極のホラー映画の誕生―(ネタバレあり)

Hereditary/2018(アメリカ)/127分/悪魔の存在 /圧倒的な不気味さが漂う作品だ。 老婆の様な顔つきの無表情な少女。断面図的に切り取られる画の構図。 冒頭で死を迎えている老母の葬儀は、主人公である母の闇の儀式の始まりに過ぎない。 この映画の登場…

映画『愛しのアイリーン』の私的な感想―夫となる者へと捧ぐ愛の詩―

愛しのアイリーン/2018(日本)/137分/ 吉田恵輔監督作品の飛躍 /原作のあの難しいテーマをよくこの130分に纏めてみせたのかと感心させられてしまう。 どうやら映画版『ヒメアノ~ル』で見せた吉田監督の才能は本物のようだ。 照明技師上がりの異例のキ…

映画『HOSTILE ホスティル』の私的な感想―異形の世界で繋がる究極の愛のカタチ―

HOSTILE/2018(フランス)/83分 / 永遠の愛のカタチを模索するロマンス 久しぶりにじっくり考えさせられる映画を見た気がする。 ポスターにある主演のブリタニー・アッシュワースが抱きしめる異形の生物の正体は、勘のいい方なら案外直ぐに分かってしまう…

映画『クワイエット・プレイス』の私的な感想―沈黙の恐怖が劇場ごと飲み込む・・―

A Quiet Place/2018(アメリカ)/95分 /リアルな質感が揃った究極のサバイバル /円あって試写会で見せてもらったのだが、中々に斬新で秀逸なスリラー。 タイトルの“クワイエット・プレイス”を直訳すると“静かな場所”となるのだけれども、95分間殆ど音の…

映画『きみの鳥はうたえる』の私的な感想― 屈託なく笑う石橋静可の笑顔―

きみの鳥はうたえる/2018(日本)/106分 / 屈託なく笑う彼女の笑顔 /こんなにも美しく笑う女優を初めて見たかもしれない。 ビートルズの「リボルバー」に収録されたジョン・レノン作のロック・ナンバーを邦題に起こしたこの作品には、終始その気怠くも心…

映画『タリーと私の秘密の時間』の私的な感想― 女の現実から目を背ける男へ―

Tully/2018(アメリカ)/95分 / 女の現実から目を背けてきた男たちへ・・ /男はこの手の邦題をつけられると何だか無性にこっぱずかしくなってくる。 “タリーと私”までならなんとか・・ でも“秘密”というワードが添えられた瞬間から、その映画に甘い飽和…

映画『検察側の罪人』の私的な感想―キムタクの原点回帰と本当の罪人―(ネタバレあり)

検察側の罪人/2018(日本)/123分 /エポックメイキングなキムタクの熱演 /何とも言えない虚脱感に襲われた映画でした。 それが、映画自体の社会批判からなのか、監督の狂奔ぶりからなのか、製作側の悪意からなのか・・・ 時勢を反映した映画作りは『万引…

映画『ウインド・リバー』の私的な感想―インディアン社会からの悲鳴―

Wind River/2017(アメリカ) / 静かに訴え続ける民族差別 /キャスリン・ビグローが『デトロイト』で暴いた黒人差別の実態を“動”とするならば、正にその対となるのがこの作品。 ドゥニ・ヴィルヌーヴの『ボーダーライン』で脚本家を務めていたテイラー・…

映画『カメラを止めるな!』の私的な感想―止まらない青春ゾンビ映画が生んだ奇跡のワンカット―(ネタバレ殆どなし!)

ONE CUT OF THE DEAD/2017(日本) / ゾンビ映画をテーマにしたC級コメディー? /・・正直、この手の映画は最初あまり見る気にはなれませんでした。。 前評判からゾンビ映画をテーマにしたコメディーと聴いてしまっていたので、B級どころかC級?な匂いも…

映画『ビューティフル・デイ』の私的な感想―ダークサイドを彷徨う男の結末―

You Were Never Really Here/2018(イギリス・フランス・アメリカ) /・・腹を据えて観ないとちょっとシンドイ映画かもしれません。。 90分という割り合い短い映画でしたが、どうも3時間くらいの体感速度を感じてしまうのは、劇中永遠に続きそうな孤独感。…

映画『万引き家族』の私的な感想―追悼。樹木希林からの遺言―

Shoplifters/2018(日本) /圧倒的にひりついた痛みを感じる作品です。 “平成”の隙間に取り残された闇と“昭和”の温もりとの狭間で、現代社会に埋没している家族の一片を覗き込んでいるような感覚。 「是枝組」というアットホームな家族が紡ぎ出した明確な…

映画『孤狼の血』の私的な感想―東映任侠映画史の魂を受け継ぐ者たち―

孤狼の血/2018(日本) /時代の趨勢の中で薄れてゆくヒトの痛み やっぱりこの手の作品には、何時までも日本男児に滾る熱き血潮を感じてしまいます。 久しぶりに映画館で観た邦画でしたが、何とも言えない味わい深い日本人臭さには哀愁を覚えます。 一見男…

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