マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第7話の私的な感想―カズの覚悟―(ネタバレあり)

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Wentwoth Season6-episode.7/2019~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ケイト・ジェンキンソン、リア・パーセル、スージー・ポーター、ラドウォイ・ヒック他

 マリーとアリー

ソーニャとブーマーの影に隠れ、前回イマイチ出番の少なかったマリー。

私的にはこれまでの悪キャラの中でも一番好きなタイプですが、皆さんはどうですか?

 

騙されやすい男の代表として言わせてもらえば、あの手の自分の弱みをわざと見せてくるタイプの女には、ジャクソン同様、男はちょっと弱いですw

 

・・それでも、あえて不満を言わせてもらうと・・・

 

 マリーとアリーって・・・

 

これ、ブログで書いてるヒト達はみんな思ってますよね・・?

もー名前が似すぎていてどっちがどっちだが、わかんなくなっちゃう・・・w

因みに、最近急接近し始めたリズとカズもよく間違いそうになります。。。

まあ、コッチの名前は愛称なのでしょうがないにしても、元々カップルだったアリーとマリーのピロートークの様子なんかを想像しちゃうと、なんだか変な笑いが込み上げてきてしまう、春先の微睡んだ今日この頃です。。。

 

シーズン6第6話の感想はコチラ


以下、
『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第7話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。

 

 

 

 

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 失脚

ファーガソンが血祭りにあげられたバスケットコートを見つめ、体を強張らせていくソーニャ。
48時間後の釈放に向け彼女は保護房への隔離を申請するが、シャロンの死に疑問を感じ始めたヴェラはそれを認めず。。

 

不安を募らせるソーニャはマリーとの結託を決意。
ソーニャは敵意をむき出しにし始めたカズを排除する為、彼女とジャクソンとの関係を暴露する事をマリーに提案する。。

若年性認知症の診断を下されるリズに寄り添うカズ。
精神科医は彼女に施設への移送を提案するが、カズにその震える手を強く握り締められたるリズはそれを断り、残された余命をウェントワースで過ごす決断を下す。。。

 

マリーからコスタの携帯を受け取ったソーニャは、それをアリーの上着の中へと忍ばす。
中庭での運動の後、それを見つけ出したコスタはアリーに激高。
ソーニャの言葉に乗せられ公平な判断を迫られるカズは、裏切り者として嫌われているリズに寄り添っている事で、仲間からの疑いの目を気にしてしまう。
やがてアリーにも相当な罰を与える決断を迫られるカズは、ソーニャの思惑通り、ジャクソンにその救いを求め様とするが・・

 

暖房設備が故障したウェントワースでは、少しずつ寒さが増してゆく。
その修理工としてやってきた男にドンの面影を感じとってしまうリズ。
彼女は、ジャクソンやソーニャにもその気持ちを漏らしてしまうが相手にはされず。。

 

身の危険を僅かに感じ始めたソーニャはブーマーを次の作業場の責任者として指名し、彼女の機嫌を保とうとする。
そして自分の出所までの安全の為、彼女に用心棒を務める様暗に促すが・・

 

修理作業中の不備から、所内の電源が止まるウェントワース。
洗濯室に集まってきた女囚達の前で、ソーニャはカズとジャクソンの癒着を暴露するが、エレベーター内に閉じ込められてしまったジャクソンはカズたちの制裁の下へ向かう事が出来ず。。
やがて苦渋の決断の末、カズはアリーの掌をアイロンプレスに押し付け、皆が望む罰を与えてしまう。。。
しかしその代わりに皮肉にも彼女へ向けられた嫌疑は晴れ、逆にカズに勝負を挑んだソーニャは、彼女に復讐を誓うスパイクの復帰を告げられる。
更に監視カメラから彼女がシャロン殺しの凶器を中庭のガーデニングから取り出している所をヴェラに見つけられ、彼女の心は徐々に追い詰められていく・・・

シャロン殺しの捜査を行う刑事がやってくるウェントワース。
ソーニャは独房から出されたスパイクに殴られた事により、一時的な記憶障害を装いその窮地を凌ごうとするが。。

アリーのもとへ謝罪に訪れるカズ。
彼女は何時になく弱気だったが、そんなカズが貫こうとする正義をアリーは改めて問いただす。

医務室に横たわるソーニャのもとを訪れるリズ。。
彼女がソーニャが犯してきた数々の独りよがりな悪事に言及していくと、油断の見えるソーニャは、ついにその本性を露わにしていく。。

「あなたの欠点はね、二流の人生で満足していた事。。そんな人は他人の踏み台になるしかない。私達はあなたを踏んで、トップまでのし上がる。・・最大の力はね、他人の命を支配する事。。・・・それが最高の快感なの。」

その会話を盗聴したリズの作戦により、シャロン殺害容疑での逮捕が立件されたソーニャはやがて宙を仰ぎ・・

 

息子を死に至らしめた犯人探しに躍起になっていくマリー。
薬の中毒症状が見え始めた彼女は、そのいら立ちをザラやコスタにもぶつけていく。。
その様子を見かけたジャクソンは、やがてシンパシーから彼女と唇を重ね合わせてしまい・・・

 

ドンの影を追って屋上へとやってきてしまうリズ。。
医務室から脱走したソーニャも、その後を追ってゆき・・
屋上で再び再会する二人。
ソーニャは作業員が残していったレンチを片手に、空を仰ぐリズの背後にゆっくりと近づいてゆくが・・

そこに駆けつけてくるのはカズ

彼女はリズを守ろうとソーニャを突き飛ばすと、ソーニャはそのまま屋上から落下してゆく。。。

やがて駆けつけたジャクソンに、リズはカズを守ろうと嘘を伝えるが、カズは自らがソーニャを突き落とした事を潔く認め、地面に叩きつけられたソーニャの死体を空ろな瞳で見つめている。。。

 

 

 

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 ・・とうとう自己中ソーニャの最期が締めくくられました。。

本性をむき出しにしたこの死の間際の鬼のような形相は、ちょっとトラウマになりそう。。

若干1話にまとめるには無理のあるスピーディーな展開でしたが、これで晴れて?非暴力を貫いてきたカズも、立派な殺人犯の仲間入りに・・・

賛否両論ありそうな結果ですが、私的には、、

 

これぞまさにウェントワースと言える展開でしょうw

 

まず保身しかない彼女の真意にも気づかず、健気に尽くそうとするブーマーの姿は、ちょっともう見ていらんない。。

更にこれまで綺麗事だけで済ませてきたカズは、正直その迫力が物足りませんでした。

なのでこの結果によって、詭弁だけではなく、より頑なに彼女の正義を貫こうとする姿勢がクローズアップされた事はまず間違いないでしょう!

・・前回のソーニャの悪だくみといい、カズのイメージアップといい、フランキーを失ってからの『ウェントワース』の盛り返し方は結構スゴイな・・・

 

久々に登場したファーガソンの幻覚は相変わらず迫力満点でしたが、あの短いシーンの為だけにパメラ・レイブが快く追撮に応じたとも思えず、今後また彼女の復活があり得そうな気もして、早くも今から鳥肌が立ち始めています(^^;

 

そして男目線でどうしても一番気になっちゃうのは・・

 

ジャクソンやっぱり、マリーにいっちゃうのか・・・

 

・・コレ、多分闇に触れたコトのある男なら、誰もが苦笑いしてるでしょうね。。。

結局、この手のタイプの心の弱い男は、そんな自分に同情を寄せてくるカズのような女よりも、感情移入してくるマリーのような女の方に最終的には好意を寄せます。。。

・・ココ、見た目に自信のない方でも男を落とす時の常套手段なので要チェックでwww

そこら辺のリアルさもまあ上出来な脚本で、なんだかちょっと嫉妬を覚えてきてしまいそう・・

悪女キャラのマリーが見せる倒錯具合も、どこまでがクスリの影響か、ジャクソンをたらし込むための作戦なのかわからず、見方によっては本当に息子の死に悔いている様にも見えてきてしまって・・・

 

随分距離の縮まってきたアリーとルビーはそのうちくっついていきそうですが、そのうちマリーの手の内で踊らされるようになっていくジャクソンを想像してしまうだけで、なんだか他人事の様には思えなくなってきそうで、ちょっとコワ過ぎるかも・・・w

 

・・まあ、メンタル弱い系の男はこの手の悪女に弄ばれていた方が仕事もはかどる?ので、今後ジャクソンがどれだけミスをしようが、ちょっと憎めなくなってきている自分がいます(^^;

・・でも伏線を張りまくっているリタの存在感が、やっぱりあまりに薄過ぎるような気も・・・

 

シーズン6第8話の感想はコチラ

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『ウェントワース女子刑務所』
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