マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン5第1話の私的な感想(ネタバレあり)

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Wentwoth Season5-episode.1/2013~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ニコール・ダ・シルバ、パメラ・レイブ、ロビー・マゴシヴァ・ラモス、リビー・タナー、ソクラティス・オットー 、タミー・マッキントッシュ他

 クウィーン・ビーよ永遠に・・

 ・・やっぱり死んじゃっていました。。
 ですよね、やっぱり、そうですよね。。

まあ、海外で先行して見られている方達のブログをちょっと覗き見てしまい何となく分かっていたコトなんですが、改めて見るとちょっとショックです。。

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結局ビーの死は無駄死になんでしょうか?

アリーがファーガソンに反撃をしたり、カズがビーの意思を受け継いでいたりとか、様々なキャスト達にある程度の影響は及んでいる事は間違いないんですが、何よりも肝心のファーガソンをストーリーから退場させるくらいの事をしないと、ここまで苦しみを一人で背負ってきたビー・スミスの死を、脚本的に弔えないような気がします。

正直、もうファーガソンのサイコパスには飽きてきました。。

そろそろ新しいラスボスを入所させるか、ビー以上に存在感のあるキャストをメインに描いていかないと『ウェントワース』自体のサスペンスとしての質が落ちていくような気がするんですが。。

・・一人、いましたね。。

やっぱりココで、満を持してフランキー復活でしょうか・・。

ただ個人的には、フランキーはシーズン3のラストでようやく闇から解放されたので、戻ってきてほしくはありません。

何度も言いますが、彼女はカタルシスの中の一筋の光明のなので!

というか、フランキーが戻りまたファーガソンとの熾烈な頭脳戦を描いていくのは、いい加減しつこすぎませんか?

人間の悲劇を描くのであれば、『ゴッドファーザー』しかり、その主人公の死をもって完結させる以外に本来方法はありません。
視聴率が良すぎるので続けたい気持ちはわかりますが、それであればAKBのようにメインが居なくなってもすぐ次に、その存在感を上回れるようなキャラクターが成長していないとキビシイ気がします。
他のドラマに比べると魅力的で個性的なキャラクター達が随分いて一見人材不足には感じませんが、やはり”クウィーン・ビー”を引き継げるキャラとしては・・

リズじゃ地味すぎるし、カズじゃちょっとアタマ悪すぎだし、マキシンじゃ偏り過ぎていく気がするし・・

可能性としては、アリーがこの悲しみを乗り越え、一皮むけて逞しくなっていくコトくらいでしょうか?

とはいっても現状ではまだまだ弱すぎるので、結局フランキー人気に暫くはあやかっていく以外に方法はないのかもしれません。

劇中フランキーが過去のトラウマにきちんと向き合い、それを自分の力で乗り越えようと必死に努力するシーンがありますが、シーズン1から彼女の不器用さを随時目の当たりにしてきた視聴者には、ちょっと感慨深いモノがあったと思います。

そしてストーリーの終盤、フランキーにどことなく再び暗雲が立ち込める事件が起きてしまいますが、それは余りにも彼女の生き様に励まされ希望を抱いてきた視聴者にとってちょっと残酷すぎるのではないでしょうか?

と、そんなもやもや感いっぱいで観ていたので、殆ど他のエピソードの内容が頭に入ってこない第1話でした。

シーズン5第2話の感想はコチラ

 

まだ観てないけど、とりあえず駆け足で追いつきたい!という方はコチラからどうぞ。

『ウェントワース女子刑務所』シーズン1の紹介と私的な感想
『ウェントワース女子刑務所』シーズン2の紹介と私的な感想
『ウェントワース女子刑務所』シーズン3の紹介と私的な感想
『ウェントワース女子刑務所』シーズン4の紹介と私的な感想


『ウェントワース女子刑務所』
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