マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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【速報】ウォーキングデッドの映画化が遂に決定!!リックのこれまでの名エピソード10選

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 これまでのシーズンを振り返って・・

いよいよその最後の雄姿が描かれるであろうリック。。

先程、コンテンツチーフのスコット・ギンブルから2019年より製作される3部作の映画化にて今後のリックの行方が描かれる事が発表されましたが、今回はそんな彼のドラマ版からの卒業と映画版の製作決定を記念して、これまでの9年間の歴史を振り返った私的なリックのエピソードを紹介してみます。

特に思い入れの強い主観的なベスト10で振り返ってみたのでちょっとストーリーが前後して分かり難いかもしれませんが、リックの最終話に向けての心の準備をする為にも、参考にして思い返してもらえればちょうどいいかと・・

 

 

 

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❿シーズン7/エピソード12『覚悟』
監督:グレゴリー・ニコテロ/脚本:マシュー・ネグレート (2017.3.5放送)

 リックとミショーン、二人だけのランデヴー

ニーガンとの二度目の決戦前、武器調達に行った先の遊園地でのエピソード。

リックのバトルモードが全開だった当時、ミショーンの運転する車の横で居眠りなんてしているリックを見れたのがやけに印象的です。

軽く50人は越えていそうなウォーカーの群れに囲まれる様子は、シーズン1の戦車に閉じ込められた状況そのままですが、互いの絆を深く結びつつあったミショーンとなら余裕にさえ感じられました。

この頃は指導者になる事を望んでいなかったリックですが、この二人のランデヴーでミショーンが彼を支えるコトを誓ったからこその顛末。

そしてそんな二人とは対照的に、エイブラハムを失ったロジータとサーシャがニーガン暗殺に向かう覚悟を決めたのもこの回の特徴。

アポカリプスな世界でのパートナーの重要性、更にそれが儚い現実の中での唯一の希望になる事をしっかり教えてくれました。

 

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❾シーズン6/エピソード9『決死の一夜』
監督:グレゴリー・ニコテロ/脚本:セス・ホフマン (2016.2.15放送)

 団結したアレキサンドリアの底力。カールに見せたかった希望

ニーガンの別動隊をダリルがナパーム砲で吹っ飛ばすという衝撃的なシーンで始まったこのエピソードの見どころは、何と言っても団結したアレキサンドリアの人々のその無双ぶり。

僅か十数人の人々で軽く数百人を超えていそうなウォーカーの大群に反撃していくその様子は、正にユージーンの台詞通り、映画『300』さながらの歴史スペクタクルアクションのような爽快感を味合わせてくれました。

しかし、その発端になったリックの衝撃的なシーンを皆さんは覚えていますか?

カールを救うために、当時愛を育もうとしていたジェシーの腕を瞬時に切り落とすという常人離れした判断力の速さを身に着けてしまったのもこの回からでした。

それまで万能のサバイバル術の様に思われてきたゾンビポンチョの存在が、怯える子供とその母親の前では一切通用しない事をしっかり教えられてしまいましたw

 

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❽シーズン7/エピソード1『惨き鉄槌』
監督:グレゴリー・ニコテロ/脚本:スコット・ギンブル (2016.10.23放送)

 エイブラハムとグレンの惨殺から始まる衝撃の回

冒頭からセンセーショナルなシーンで始まるこのエピソードは、見返してみるとどうもニーガンはリックの右腕としてエイブラハムを処刑したようですね。

彼の倒錯具合がしっかり伝わってきたその描写は、残虐的な殺戮シーンそのものより、計算ずくだったニーガンのその知的な策士ぶりが本当の恐怖を煽ってきます。

キャンピングカーでニーガンに連れ去られ、彼の飼い犬になる為の調教を受けさせられるリックの様子は視聴者に分かりやすい嫌悪感を抱かせてきますが、リックがその最中にも彼に対する恐怖心だけでなく、仲間達全員の死を想像させられていた描写には本当に胸が苦しくなります。

失う人間性とその支配欲の精神構造、狂信者ニーガンの倒錯具合は今でも多くのファンの胸の中にトラウマを残し続けているでしょうが、そんな中でもリックがカールの腕を切り落とすように命じられるまで闘争心を隠し切れなかった事が最も印象的です。

ロジータ、サシャ、マギー、ミショーン等女優陣の絶妙な悲壮感溢れる芝居が、彼の計り知れない絶望感をより一層引き立たせてくれました。

 

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❼シーズン3/エピソード6『届かぬ想い』
監督:ダン・アティアス/脚本:スコット・ギンブル (2012.11.27放送)

 錯乱していくリック、ミショーンとの最初の出逢い

過去のシーズンで退場した、エイミー、ジム、ジャッキー、更にはジュディスを産み落としてから死亡した愛妻ローリーからかかってくる電話に没頭してくリックのその不安定な精神状態が、如実に描かれていたのがこのエピソード。

リーダーとしての重圧、妻子を守る事に対する責任感のその裏には、あまりに大き過ぎる代償がある事をまざまざと見せつけられました。

しかしその裏で、ウッドベリーの住人たちや逞しさを身に着けようとしていたアンドレアでさえ、狂信的なガバナーの嘘にまんまと引き寄せられてしまっているその儚さは、都合のいい現実にしか目を向けない人の心の弱さをしっかり描いています。

そこで注目したいのがダリルの存在。

彼も仲間を失った事に対する葛藤の中、現実を直視できずにもがき苦しんでいましたが、その迷いを断ち切る勇気を振り絞った瞬間に、死亡したと思われていたキャロルを救出する事に成功しています。

 

ハーシェルやカール達に支えられ、やがて幻聴体験から復活するリックがジュディスを始めて抱き上げる描写もこのエピソードの象徴的なシーン。

そして彼がそんな辛い現実に立ち返った瞬間、刑務所のフェンス越しに初めて表れたのがミショーンだったことも、今から考えればきっと運命だったのでしょう。

 

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❻シーズン4/エピソード16『終着駅』
監督:ミシェル・マクラーレン/脚本:スコット・ギンブル&アンジェラ・カン (2014.3.30放送)

 ハーシェルの描く人生哲学と弱肉強食の世界の掟

ガバナーとの二度の激戦の末、刑務所を追われ散り散りになったリック達が終着駅に辿り着く迄の道のりを描いたエピソード。

リック、ダリル、カール、ミショーンの4人の主要キャラだけに照準を合わせた事によって、このエピソードでのお互いの関係性は普段よりより深くストレートに伝わってきました。

過去に時間を巻き戻して描いた最初のエピソードでもあり、それまで知られていなかったハーシェルとの絆もしっかり描かれています。

しかしその思い出とのカットバックの中で、彼の描く人間らしさを追求する生活を得る為には、時にその人間性そのものを捨て去らなければいけないというあまりにアイロニカルな人生哲学を提示してきたのもこの回の特徴。

そんな弱肉強食の世界のシンプルな掟に沿って生き延びていたジョーのグループに一度は合流していたダリルが、リック達の為に自らの命さえも投げ出してきたその変貌ぶりも印象的です。

リックがダリルを初めて“兄弟”と呼び、ペットウォーカーを引き連れていたミショーンが、その追想と共に、カールが背負う父親からの期待の重圧を母親目線で和らげようとしている様子はなんとも心に染み入ってきます。 

愛情とは自然発生するものではなく、困難を乗り越え合った仲間にこそだけ芽生えてくる感情だという事をしっかり明示してくれました。
 

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❺シーズン5/エピソード16『古き友よ』
監督:グレゴリー・ニコテロ/脚本:スコット・ギンブル&セス・ホフマン (2015.3.29放送)

 対比する文明と葛藤する人間の性

原始的でシンプルな狩猟民族の本質に立ち返ったウルフ達とモーガンの出会いから始まるこのエピソードでは、それに対比するかのように、もう一度文明社会に溶け込もうとしているリックたちの葛藤の様子が描かれていきます。

ディアナによって警察官に任命されるリックとミショーン、リクルーターとして人を探し始めるダリル、マギーは議会の秘書として、グレンは物資調達係として、それぞれ社会的な役職を求められ生活を始める中でも、生き残った人間達の性悪論が垣間見え、その物悲しさはまるで社会派ドラマさながらの厭世観。

ラストにリックが突きつけてくるそのアイロニカルなサバイバル哲学は、性善説を唱えるモーガンとの久方ぶりの再会とも合わせて、劇的なカタストロフィを視聴者に与えてきます。

更に神父であるゲイブリエルの犯す過ちとサシャとの対立、グレンの情動とニコラスとの決闘シーンで尻上がりにその緊張感を増してゆくこのエピソードが最も特徴的なのは、守られた世界の中にいる当時のアレキサンドリアの住民たちに準え、法律や規則等のそれまでの社会的基準を重視し過ぎると、人間の本質を見誤る可能性がある事に極めて強く言及している点。

トランスペアレンシー(透明性)を声高に主張する当時のアレキサンドリアの長・ディアナの台詞の空虚さはなんとも印象的。

人の本質的な心の貧しさと葛藤するリックと上辺だけをなぞる社会とのギャップが、はっきり浮き彫りになったドラスティックなエピソードでした。

 

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❹シーズン2/エピソード8『希望という幻想』
監督:クラーク・ジョンソン/脚本:エヴァン・レイリー (2012.3.3放送)

 ソフィアの死から生まれるゾンビアポカリプスの中での死生観

未だに記憶にこびり付いて離れない無垢な少女の死から始まる圧倒的な迫力のエピソード。

ゾンビ化した娘を目の当たりにしたキャロルの悲痛な叫び声、ローリーやカールが描いていた僅かな幻想、更にはハーシェル一家が家族に抱く希望さえも、無残に吹き飛ばしてしまった納屋での殺戮劇には、言葉を失ってしまった事を今でもしっかり記憶しています。

そしてこのエピソードが最も特徴的なのは、それまでのゾンビを扱った作品ではうやむやに終わらせる事の多かった死生観についてはっきりと明示してきた点。

 

つまりそれは死者とゾンビの違い、仲間と他人との違い。

 

そんな中で倒錯していくシェーンと対照的に、信念を越えてでも仲間への思いという一点から結び付きを深めていくリックとハーシェルに対峙するのは、新たなストレンジャーたち。

そんな彼らを躊躇なく殺す様は、正にサバイバル生活における人の本質を見抜ける洞察力の重要性を説いてくれました。

そしてこれが警察官だったリックが初めて犯した殺人でもあり、後に芽生える強い仲間意識の原点でもあります。

 

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❸シーズン1/エピソード1『目覚めの朝』
監督・脚本:フランク・ダラボン (2010.11.5放送)

 歴史に名を刻む長いサバイバルドラマの始まり

初回にして少女を撃ち殺すという衝撃シーンで始まったこのドラマの本質が、コンパクトにしっかり描かれた秀逸なエピソード。

不器用な社会派映画監督のフランク・ダラボンらしく、物語の説明台詞を殆ど排除して、その厭世観のみを一際クローズアップさせてきた演出方法により、ここから9年も続く事になる『ウォーキング・デッド』の長い道のりは始まってきました。

100回記念エピソードやTWDを模倣したパロディー版等にもこのエピソードに対するオマージュは散々受け継がれていますが、何よりもこの初回にはゾンビ世界の中でのヒトのシンプルな戸惑いがリアルに描かれています。

それは現実を受け止められないでいるリックの慟哭や、ウォーカーに転化してしまった妻を殺す事の出来ないモーガンの躊躇いにもはっきりと表され、観客自らが感情移入しやすい状況をしっかり作り上げています。

更にそこから家族を探し出す旅に出ようとするリックの衝動は、極限状態から初めに沸き起こる人の最も本質的な本能でもあり、その冒険の先に抱く希望にはどんな視聴者の角度からでも自然と期待感が沸き起こっていくのではないでしょうか?

その長い旅路に何時か終わりを迎える日が来るとしても・・・

 

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❷シーズン2/エピソード12『深い森の中で』
監督:ガイ・ファーランド/脚本:エヴァン・レイリー&グレン・マザラ (2012.3.31放送)

 デールの主張から始まった人間性の証明

神の教え状態にすっかり神格化されてしまった事により、カールが描く希望論が最近ではすっかりウザく感じられていますが、その原点はこの前のエピソードで死亡したデールにまで実は遡ります。

シーズン2当初、宗教観の違いからリックとハーシェルがそれぞれのグループの融合に難色を示していた中で、デールは独り、声高にその人間性を叫び続けていました。

やがて彼の呆気ない幕引きにより、崩壊の危機に瀕していたそれぞれはようやく手を取り合い、どんな過酷な現実社会の中でもヒューマニズムを貫こうと模索し始めます。

そのヒトの心の本質を見極める能力は仲間を守る為に葛藤を続けていくリックの傍ら、デールからハーシェルへと受け継がれ、更にはカールへと。。

若干そこのトコロを履き違えてしまったモーガンが『フィアー』に移動してしまった事により、最近では随分殺伐とした世界観が広がっていっているようにも感じられますが、苦難を共に乗り越えてきたリック達の仲間の誰かがこの概念に立ち戻れってくれる日がくれば、その様相は一変するかも・・

 

そしてこのエピソードで最も印象的なシーンは、納屋の上でうな垂れているカールを励ますリックの姿。

不器用だった自分の父親との思い出を振り返り、デールから教わった人間性を保つためにもあえて自衛の手段としてカールに拳銃を手渡す姿には、様々な葛藤と人の世の侘しさがたっぷり込められています。

やがて倒錯していってしまうシェーンと対峙するリックが、発狂寸前にその寂しさを月夜に叫ぶシーンは何とも言えない味わい深さ。

そしてその後ウォーカーに転化していくシェーンを撃ち殺した時が、カールが手渡されたその拳銃の引き金を最初に引いた瞬間だった事も極めて思い出深いです。

 

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❶シーズン5/エピソード10『乱れる心』
監督:ジュリアス・ラムゼイ 脚本:ヘザー・ベルソン (2015.2.15放送)

 アポカリプスの世界観の集大成

アトランタのグレイディ記念病院を仕切っていたドーンによってベスを殺害されてしまった後に、放浪を続けるリック達がアレキサンドリアに辿り着くまでの道程を描いたエピソード。

タイリースを失い食料不足も深刻化する中、精神的に追い詰められていく状況下でのヒトの心の機微が上手く表現されています。

 

ガバナーやギャレスたちから受けた傷が癒えない彼らは、リクルーターとしてアーロンが置いていった食料や水にさえ手を付けられず、日に日にその疲弊の色が濃くなってゆきますが、それでも逞しく歩き続けようとするその様は、正にアポカリプスな世界を彷徨う人間たちのありのままの姿。

しかしそんなやつれきった彼らの少ない会話劇の中には、必死に互いを支え合おうとする意志がはっきりと感じ取れ、各々が迷いを持ちつつも励まし合う様は痛切に心に染み入ってきます。

そして彼らが見つけた納屋での嵐の一夜。。

自分たちの深刻な現状をウォーカーのそれに準えつつも、仲間たちと生き延びる事だけに僅かな希望を繋ぎ生き続けようと決心を固めるリックの台詞は、『ウォーキング・デッド』の世界観さえをも越えて、深い人生哲学を視聴者に提示してきます。

ここでそんな彼の印象的な台詞の抜粋を。

『この世界で生きる子供を気の毒に思っていた。だが違うのかも。
成長とは社会への適応。今の方がそれは簡単だ。
―中略―
肝心なのはすべきことをすること。その上で生きることだ。
DCで何が判明しても俺達は平気だ。
これが俺たちの生きる道だから。
いいきかせるんだ。
俺たちは“Walking Dead(歩く死人)”だと・・』


これに抗おうとするダリルの意思そのものが、このドラマの根本的なテーマ。

真夜中に嵐で崩れ落ちそうになる納屋の扉前で、声を掛け合うこともなく自然と起き上がってくる全ての仲間が必死にそれを守ろうとする姿は、歪んだ世界の中でも支え合って生き続ける究極の人の本能をしっかりと見せつけてくれた気がしました。

シーズン9第6話の感想はコチラ
www.mariblog.jp 

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