The Walking Dead Season9 Episode6/2018~(アメリカ)
脚本:エディ・ガゼリアン
出演:ダナイ・グリラ、メリッサ・マクブライド、ケイリー・フレミング、ナディア・ヒルカー、ノーマン・リーダス、ジェフリー・ディーン・モーガン他
リックのいないTWD
気持ちの整理が出来ないまま、あっという間に過ぎ去ってしまった1週間。。
リックロスと多忙と季節の変わり目にやられ、なんだか少し風邪気味です。。。
意図せずとも6年間のタイムジャンプをし新しいチャプターの幕開けとなった今回のエピソードを予告編で見てみると、メインキャラはそれぞれイメチェンしてきたようですが、やっぱり気になるのは彼女。
・・ここにきて、まさかのホビット登場??
『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフと化したキャロルは、正しく王と共に指輪の秘密を探る旅にでも出るのでしょうか?
ワンレンドレッドスタイルに辿り着いたミショーンは、前にもましてその髪型が更に鬱陶しそうですが、リック亡き後のアレキサンドリアを必死で守っているのなら、まあ許します。
ダリルは予想通り、隠遁生活に入ってしまったようですが、クロスボウや小型ナイフを杖に持ち替えてしまうと、その姿はもうすっかり若き日のガンダルフ。
そのうち魔法でも使い始めたら目も当てられませんが、そこは何とか当初のナイーヴなチンピラキャラをどうにか守り続けてほしい。。
なんだか世界観がファンタジー映画に近づき過ぎてしまって、どうにもむず痒さが拭えませんが、これがリックを失った影響なのであれば、やっぱり彼の退場は惜し過ぎます。
皆さんお気づきですか?
リックの生死は映画版に引き継がれた事により、これでドラマ版では永遠に解明されないんですよ?
9年も見続けたドラマの主人公の行方が、もうそのドラマでは二度と解明されないなんてなんだか世知辛すぎます。
おかげで先週は久々に悪酔いしてしまい、初対面の若い役者もどきに朝まで能書きたれてしまいました。。
もうこうなったら、ようやく登場してきたマグナたちが、少しでもリアルなアポカリプス世界に近づけてくれる事を祈るばかりですが・・
シーズン9第5話の感想コチラ
以下、『ウォーキングデッド』シーズン9第6話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
町の審査会
リックに語らいかけているミショーン。
その生きる意味を問い続ける虚しい日々。。
ダリルは河原で独り魚を採り、キャロルはエゼキエルとの束の間の時間を過ごす。
ミショーンは彼が居なくなった日々の事を告げながら森を彷徨う。
木々と同化し始めているウォーカー。その肩に留まる小鳥を眺めるダリル。
キャロルは地下へと繋がる道に花が咲いているのを見つける。
やがてジープの中から小箱を見つけるミショーン。
彼女はその中からリックそっくりの人形を見つけ、鞄にしまい込む。
彼女が過ぎ去ったその目線の先には、リックが消え去った日から崩壊したままの橋が写っている。
アーロンが森の中でジュディスを探していると、彼女はマグナ達を連れやってくる。
やがて駆けつけるユージーン、ロジータ、ローラの姿。
彼らは負傷しているマグナ達をアレキサンドリアに連れて行こうとするジュディスに渋るが、その無垢な瞳には逆らえない。
キングダムでは王妃となったキャロルをジェリーが讃えていると、何処からか聴こえてくる爆発音。
二人がその場所へ急いでやってくると、青年になったヘンリーが崩壊しそうな水道管を必死で修復している。
やがてかけつけてくるエゼキエルは、そんな彼の成長ぶりに微笑ましくも威厳を持った態度で接し、ヘンリーの純粋さに不安を覚える。
そんな彼の手をつなぎ、優しく窘めるキャロル。
アレキサンドリアの門前まで連れてこられたマグナ達は、その扉の間で一旦躊躇する。
・・それはまるで、アレキサンドリアに初めて連れてこられた日のリック達のように・・・
そんな怯えた彼女の手を引くのはジュディス。。
中に入るとアレキサンドリアは豊かに成長していた。
畑は広がり、風車小屋が建ち、一面にはソーラーパネルが並べられている。
やがて馬に乗って戻ってくるミショーン。
彼女はマグナ達を見るとあからさまに怪訝な顔をするが、彼女を招き入れたのがジュディスだった事を知るとぞんざいには扱えない。
やがてゲイブリエルの提案で、明朝の街の審議会で彼らの扱いを決めるコトを渋々了承するミショーン。
ジュディスは、彼女が放り投げた鞄から飛び出したリック人形を拾い上げる。
馬車でヒルトップに向かうヘンリーに、影ながら老婆心が芽生えるエゼキエル。
彼の夢想的な様子は、キャロルの言葉通り、王そっくりだ。
エゼキエルが仕切る議会で審議されているマグナ達。
彼女は警戒を緩めないが、エゼキエルからの質問には代わりにその仲間の音楽教師だったルークが答えはじめる。
やがて恐る恐るその過去を語り出すマグナ達。
コニーは聴覚障がい者のジャーナリスト、ケリーはその妹、マグナはウェイトレスだった過去を告げる。
そして、ルークは最近まで仲間だったバーニーが死んだ事も・・
やがて警備隊長を務めているミショーンが、マグナの本性を暴きだす。
彼女はマグナの手に囚人だった頃のタトゥーを見つけ、更にマグナがベルトに仕込んでいたナイフの存在をも指摘する。
しかしそのまま審議をゲイブリエル達に任せ立ち去っていくミショーンに、マグナは質問を投げかけようとするが、彼女はその問いには答えない。。
仲間に隠れ、無線機で外部の人間とコンタクトを取ろうとしていたゲイブリエルの元にやってくるロジータ。
彼は中継器されあればその無線の届くエリアが広がる事を彼女に告げると、ロジータはユージーンを従えその手助けをしようとする。
彼女の身を案じるゲイブリエルに優しく口づけするロジータ。
ミショーンは部屋でリックに語らいながら葛藤を続けている。
そんな彼女の元へ足音を潜めながら近づいていくジュディス。
キャロルとヘンリーが馬車で何処かに向かおうとしていると、彼らは強奪団に身をやつしたジェイクとレジーナの集団に出くわす。
キャロルは一切の抵抗を試みづジェイクに物資を手渡すが、ヘンリーはどこか不満気。
診療所で怪我をしているユミコの手当てをしているのはセディク。
その傍に寄り添っているマグナ。
ルークはセディクからアレキサンドリアの過去を探ろうとするが、彼は暗にその質問をはぐらかす。
ニーガンの牢屋の前では算数の宿題をしているジュディスの姿。
彼女は自分が助けだしたマグナたちの事をニーガンに喋り出すが、彼は自分が拾ってきた野犬の話に準え彼女に優しく苦言を呈す。
寂れた給水塔の上で中継器を取り付けていたユージーンは、森の奥から大量に迫ってくるウォーカーの集団を見つける。
ロジータは思わず飛び降りて足をくじいた彼の肩を担ぎ、二人は逃げ出そうとするが・・
ジェイクらに対するキャロルの腰弱な態度に不満を露わにするヘンリーは、彼女にその真意を聴くが、それをはぐらかすキャロル。
その奪われた指輪の後を見詰める冷たい視線。。
アレキサンドリアを乗っ取ろうとする決意を固めたマグナは仲間に同調を煽るが、皆は納得しない。
ルークは療養中のユミコの身からこっそり持ち出した隠しナイフの付いたネックレスをマグナから取り上げる。。
ジェイド達か寝静まった頃にやってくるのは、やっぱりアサシンキャロル。。
彼女はジェイドの命乞いにも一切耳を貸さず、そのまま彼らを寝床に火を放つ。。。
同じ頃、ミショーンの家へと忍び込んでくるのはマグナ。
彼女はルークに取り上げられたナイフを手に、ミショーンを暗殺しようとするが・・
RJ(リックJr)と名付けられたミショーンの子が彼女に抱き着くのを見て、マグナはその決心を翻す。
やがてミショーンにそのままそのナイフを手渡すと、
「私があなたでも、私を信用しない」
と語り去ってゆく。。
その様子を二階の階段から見つめてるのはジュディス。
彼女はその手にリックのリボルバーを握りしめながらも、マグナ達を受け入れる勇気を持てないミショーンに告げる。
「お父さんならきっと、彼女達を受け入れるわ。」
と・・
馬車で森の中へと入ってゆくキャロルとヘンリー。
彼は昨晩の文句を彼女に謝りながらも、その指に指輪が戻っているのを見つける。
やがて彼らの前に立ちはだかる男の後ろ姿。。
キャロルは無言のままのダリルに、馬車に乗る様にと告げる。
翌朝旅立とうとするマグナ達の元へリックのシャツを着たミショーンがやってくる。
彼女は自分の決意を改め、マグナ達をヒルトップへ連れて行こうと提案する。
ジュディスに心からの礼を伝えるコニーとケリー。
彼女らの手話にはにかみながらも、その様子はどこか嬉しそうだ。
大量のウォーカーの集団から逃げ続けているロジータとユージーンは、やがて沼地へ。
二人は泥で全身をカモフラージュしその一団をやり過ごそうとするが、そのウォーカーの中からは、低い囁き声が聴こえてくる・・・
・・大分忙しくて、ようやく登場したウィスパラーズの正体までアタマがついていきませんでした・・^^;
マグナ達の紹介からミショーン等の葛藤、更には変化してきたコミュニティーの様子に、成長した子供たちの姿まで・・
駆け足だったわりにはそれぞれをそれなりに上手く紹介出来ていましたが、すっかり好青年に成長したヘンリーを筆頭に、アーロンが拾ってきたグレイシーにリックとの間に出来たのであろう息子RJまで、一気に4人の子役を登場させてきましたが、その中でもやっぱりおてんば娘に成長したジュディスの様子には感動すら覚えます。
そんな彼女にリックやカールの思い出を語らせ、更にミショーンに、
「私はもう忘れてしまいそうだけど、ママがパパたちの声を覚えてられるように願うわ・・」
なんて台詞を言わせるのは、ちょっと反則スレスレのキラーワードでしょう?
もう無条件で大分切なさが込み上げてきてしまいましたが、随分丸くなってきたニーガンとの大人過ぎる会話とリック人形だけはちょっとやり過ぎですw
ニューカマーのマグナ達はすっかりメインキャラとして定着させるようですが、彼らのキャラクターはもはや昔のリックたちの様子そのもの。
警戒心と仲間意識が強そうなマグナはまるでアレキサンドリアに辿り着いた頃のリックの女版。
音楽教師のルークは、キャロルの様なしたたかさを持ちつつもどこか情動的で、ユミコとマグナは、きっとリックとダリルのような深い絆で結ばれていそう。
更に暴走がちなマグナを諫められるコニーの立ち位置は、さしづめソフトタッチのミショーンと同じ役割なのでしょうか?
あまりに過去の『TWD』を彷彿させるかのようなバランスの取れたグループな上に、癖の強い初の女囚キャラのマグナがなんだかカッコ良過ぎて、もうファンタジー化が進むこれまでのメインキャラからちょっと心が離れていってしまうかも・・
6年の歳月を経てユージーンは大分逞しくなったようですが、理屈っぽくロジータに告白しようとする様子はなんとも可愛らしく、そんな彼女が恋人に選んだのがまさかのゲイブリエル・・?
しかし彼女が愛する男は必ず死亡フラグが立つのでそろそろ彼の身も不安ですが、
「まだ見ぬ誰かの事をどうしても考えてしまう」
なんて誤魔化しながら無線機を直してる彼が探してるのは結局、捨てられたアンの行方ですよね・・・?
リックの退場によって失いかけた希望を補填するかのように、したたかに大幅な大量増員を仕掛けてきたキャラクターの名前を覚えるだけでもう精一杯のエピソードでしたが、ミショーンの背中に残る謎の十字痕と一度も登場しなかったヒルトップの行方だけはどうにも気がかり。。
まあそんな中でも一番したたかだったのは、まともな台詞も殆どないままいつの間にかちゃっかりアレキサンドリアの評議会メンバーにまで上り詰めている元救世主のローラだったのかもしれませんが・・
シーズン9第7話の感想はコチラ
www.mariblog.jp
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