The Walking Dead Season8-Episode.11/2018~(アメリカ)
企画:フランク・ダラボン/原作:ロバート・カークマン
出演:ノーマン・リーダス、ローレン・コーハン、メリッサ・マクブライド、セス・ギリアム、ジョッシュ・マクダーミット、オースティン・アメリオ、レニー・ジェームズ他
ニーガンとの最終決戦に向けて
そろそろゲイブリエルの復活が気になります。
破壊されたアレキサンドリアからヒルトップに向かうダリル達の行方は?
ニーガンとの最終決戦に向けて、キングダムの戦力を失い、ジェイディス率いるガーベッジキッズ達も崩壊した中で、リック達は現有戦力のままこの苦境を乗り越えられるのでしょうか?
オーシャンサイドは何時まで中立的な立場でいられるのか?
・・そういえば、タラと一緒に初めてオーシャンサイドに向かった人間、もう一人いましたよね?
ドレッド眼鏡の黒人ヒース。。
彼は何時まで迷子になっているんでしょう?
歴代稀に見る低視聴率で終わった『24:レガシー』からの帰り道が未だに見つからないのでしょうか?
なんて過去を振り返りつつ、新戦力になりえそうな人材を夢想しながら見始めた後半第三話の感想です。
シーズン8第10話の感想はコチラ
以下『ウォーキングデッド』シーズン8第11話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
それぞれの受難
逃げ出したゲイブリエルとドクター・カーソンの行方を追う救世主たち。
その橋の下ではアレキサンドリアから逃げてきたダリル達が彼らの隙をつきながら、ヒルトップへ向かおうとしています。
・・この位置関係イマイチよくわからないんですよね。。。
そんな方達の為に、MAMIさんのブログでは大まかな『ウォーキングデッド』のマップを制作されていらっしゃいます。
sittakaburi.com
いつも混乱する複雑なTWDの位置関係が、このマップを見ると随分分かりやすくなるので、よろしければご参考までにどうぞ。
ようやく登場のゲイブリエルとドクター・カーソン。
サンクチュアリで発病した感染症は日増しに悪化し、ゲイブリエルの視界はどんどん狭まっています。
そして立ち寄った家で、偶然にも感染症の抗生物質や新しい車の鍵を発見するゲイブリエル。
しまいにはカーソンを襲うウォーカーを心眼で撃ち殺してしまう神がかり的な描写には、思わず笑みがこぼれてしまいました。
神に見捨てられた神父ゲイブリエルにも、ようやく運気が廻って来たのかと思いきや、結局救世主たちに見つかり、カーソンはあっけなく彼らに殺されてしまいます。
正に新約聖書に出てくるキリストの受難?的なこの一連は、日本人には只の皮肉としか伝わらない気もしてしまいますが・・
一方、ドワイドに対する苛立ちを隠し切れないでいるタラ達アレキサンドリアの人々。
不穏な空気満載の中案の定、タラはドワイドを殺そうと画策し始め、沼の偵察に向かったダリル達の目を盗み彼に銃口を突き付けます。
やがて不意にやってくる救世主たち。
二人は咄嗟に身を隠しますが、タラに銃口を向けられたままのドワイドは、止む無く救世主たちの前に飛び出し、彼らをダリル達のもとから引き離す為引き連れていきます。
と、ここまではわかるんですが、その後ダリルにドワイドの行方を問われたタラは、掌を返すようにドワイドをかばい始めます。
私的には、タラってドワイドが味方かどうかなぞどうでもよくて、彼に殺された自分の恋人デニースの為に復讐したがってると思っていたんですが・・
そしてもう一つ腑に落ちなかったのは、ドワイドの女々しさ。
彼も、すべては恋人のシェリーの為にニーガンの軍門に下ったんですよね?
なのにそれを言い訳がましくダリルに説明する描写には、自分が生き残る為だけの必死な説得のように感じてしまいます。
うらぶれた彼がデニースを殺してしまったのは、ニーガンに魅せられたからではなく、自分が失くした良心を深層に秘めたダリルに対する嫉妬心からだったんじゃないでしょうか?
ちょっとドワイド推しなので、深読みし過ぎなんでしょうか?
どちらにしろ、この辺の感情の機微をもうちょっと丁寧に描いてもらいたいんですが・・
そんな中、久々に自分が一番しっくりきたのは、マギー達のエピソード。
囚人となった救世主たちに睨みをきかすヘンリー。
ジャレッドの脅しにも屈せず、子供ながら兄を殺された憎しみを日増しに彼らに募らせていきます。
再び精神を病み始めたモーガンは、そんな彼にジャレッドが彼の兄を殺した真実を告げ、現実を受け入れるべきだとキャロルに提案。
しかし彼女は反対し、むしろそんなモーガンの精神状態を案じ始めます。
マギー達は食料不足から、いよいよ囚人達への供給を止める事を決断。
そしてそこへ合流してくるダリルたち。
カールの死を知り、動揺を隠し切れないマギー、キャロル、モーガン。
スローモーションで崩れ落ちるイーニッドが、今回で初めて共感出来た、失ったカールへのストレートな気持ちを表す切ない描写でした。。
・・二人が紡いできた、小さな恋のメロディーが走馬灯の様に蘇ります。
やがて初めて顔を合わるセディクとの会話により、マギーは何かに気づきます。
失いかけた良心を、カールの死によってなんとか取り戻し、囚人達への待遇を改善する事を決意するマギー。
そしてその気持ちはモーガンに広がる闇さえも掻き消し、彼はヘンリーに兄を殺したのはギャビンだったと嘘の真実を告げます。
・・こういう事が一番大事なんじゃないでしょうか?
彼らが直面しているのは、現実を乗り越える辛さと同様、憎しみを乗り越える苦しさでもあります。
・・これで、ようやくカールの死が少しは報われてきた気がします。。。
物語の終盤、アル中ユージーンはまた余計な提案をニーガンにしてしまいましたね。
何時かは誰かがそんな作戦を考え付くかもとは思っていましたが、やはりそこはニーガン。
銃弾不足の彼らはユージーンのヒントから、とうとうウォーカーの内臓を武器にして、ヒルトップに集まったリック達残党軍を追い詰める作戦に出るようです。
罪深きユージーンの受難は、これからもまだまだ続きそうです。
シーズン8第⒓話の感想はコチラ
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