マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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映画『LIFE!』の私的な感想―人生の見方を変える旅に出よう!―



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The Secret Life of Walter Mitty/2013(アメリカ)
監督:ベン・スティラー
主演:ベン・スティラー/クリステン・ウィグ、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン

 「映画」の中で「映画」を感じさせてくれる映画

妄想癖が強い人にはピッタリの気分転換が出来る映画です。

 

「映画」で「映画」を見るような不思議な感覚。。

・・朝の満員電車の中で、通勤途中の横断歩道で、あの映画のワンシーンを夢想したことはありませんか?

 

1947年のダニー・ケイ主演の映画『虹を掴む男』のリメイク版でもあるこの映画には、監督も務めるベン・スティラー演じる冴えないサラリーマン、ウォルター・ミティの白日夢が随所に登場します。

映画ではちょっと大袈裟に描かれたそれぞれの描写も、空想好きの人なら誰しもが一度は想像したことがある事でしょう。

この映画はそんな鬱屈した日常から、貴方を簡単に冒険旅行に連れて行ってくれます。

 

好き嫌い云々以前に正に、映画らしい映画。

 

・・そして最後には、只の現実逃避だけではなく、ほんのりと明日への活力と希望がもらえます。

  

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―――ウォルターは、雑誌「LIFE」編集部のネガフィルム管理部門で働く地味な中年男。
真面目で平凡な人生な送る彼は、クリステン・ウィグ演じる同僚のシェリルに淡い恋心を抱いてはいるが声をかける勇気もない。
妄想に妄想を広げ、甘く情熱的な台詞を空想世界の中で彼女に囁いていたウォルターは、ある日突然、LIFE社の事業再編に伴いリストラ対象に載ってしまう。
ショーン・ペン演じるフォト・ジャーナリストのショーンから託された、紙媒体として最後の表紙を飾るネガが見当たらない事を知ったウォルターは、彼に導かれる様にそのフィルムを探す冒険へと出る・・。

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 雑誌社「LIFE」のスローガン

この映画の秀逸なリメイク時の改正点は、時代の流れと共に姿を消した写真週刊誌「LIFE」仮想空間を彷徨う中年を絡めたトコロにあります。

 

フォトジャーナリズムの原点ともいうべき、写真を中心に報道、言論を構成しようした「フォト・エッセイ」という呼び名を広めたのもこのLIFE社が初めて。

第二次世界大戦後の復興期から時代の流れを見つめ続け、著名人の様子からその時代の最先端のファッションまで幅広く世界の様子を捉え続けていました。
(※現在はGoogleのアーカイブサイトにてその一部の写真を閲覧することが出来ます。)

その彼らのスローガンは、

To see the world,

Things dangerous to come to,

To see behind walls,

To draw closer,

To find each other and to feel.

That is the purpose of life.

 

世界を見よう

危険でも立ち向かおう

壁の裏側を覗こう

もっと近づこう

もっとお互いを知ろう

そして感じよう

それが人生の目的だから

言ってしまえば、これがこの映画のすべてです。。

 

現実社会の中で目の前にいるシェリルに思いを告げられないウォルターが、彼女が登録する出会い系サイト?から自分を売り込もうとしますが、彼女はそのアプローチを拒絶します。

これは正しく仮想世界の中で生きる現代人の象徴。

映画やテレビ、漫画や小説等の登場人物に夢を馳せ、そこにリアルな世界では中々実現することが出来ない願望や意思を投影させること自体は決して悪い事ではありません。

 

しかし、ウォルターのようにちょっと跳躍してみてはどうでしょう?

 

それまで夢想していた冒険を実際に体験していく過程で彼は、その現実社会の中でのモノの見方が少しずつ変化し始めます。

もちろんウォルターのような冒険旅行に誰しもが直ぐに旅立てるわけではありません。

しかしこの映画は、そんな彼が実際に体験することで触れる人の温度や俯瞰で見る景色を一歩踏み出す勇気に準えて表現している気がします。

日々の日常では実際に関わる事がなかったフォト・ジャーナリストのショーンに出逢った後に起こるウォルターの意識の変化はその象徴的なシーン。

彼から得たその世界観と着眼点でウォルターは、本当の大冒険はもっとも身近な現実にあった事に気づかされます。

・・ココ、サスペンス好きな方には、大分早い段階でウォルターが探し求めていた25番のネガの中身を考察してしまいがちですが・・

 

この作品の大事なテーマはその謎解きではなく、それを知った上でもショーンが大切にしていたような人生の楽しみ方を実践出来たトコロ。。

そしてそれこそがフォトジャーナリズムの根本的な精神でもある真実の追求です。

 

その辺を注意深く見ると、ウォルターの単調な日々を通じて自分達が右往左往している「ライフ」そのものが、随分愛おしく感じられます。

最後に公式サイトのインタビューにベン・スティラーが答えたメッセージを載せておきます。

「若い時はとにかく仕事で認められたい、人に評価されたいと、一生懸命に頑張る。でも、ある年齢に達すると、そうじゃなくなり、同じ仕事でも自分のためにやるようになるんだ。自分のためにこつこつ仕事をするのが大事なんだと、目的意識が変わっていく。それが大人になるということなんだ。」

 

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