マリブのブログ

ニ匹ののら猫と一緒に随時三匹の飼い主を募集中の元帰国子女。。オススメの映画やドラマの感想を徒然に紹介しています。

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『フィアー・ザ・ウォーキングデッド』シーズン4第12話の私的な感想―アルとジューン―(ネタバレあり)

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Fear the Walking Dead Season4 Episode.12/2018~(アメリカ)
製作総指揮:ロバート・カークマン/脚本:カリンダ・バスケス
出演:レニー・ジェームズ、マギー・グレイス、ジェナ・エルフマン、アーロン・スタンフォード他

 シリアスドラマのカンフル剤

アメコミチックな主要キャストのイメチェンが進み、大分心が揺らぎ始めた本家『ウォーキング・デッド』

しかしコッチの方はそれとは対照的に、大分リアルなキャラが増え始めています。

モーガンをモーモー、ジムをジンボなんてあだ名つけるワイルドテキサス丸だしなサラ達の存在は、シリアスな厭世観を描くドラマの中では丁度よい塩梅のカンフル剤


本家で言えば、タラと同じ立ち位置でしょうか?

車椅子生活で生き残り続けた黒人ウェンデルの存在は、ちょっとポリコレを意識しすぎな気もしますが、どうやらライフルの腕前は相当なようなので許しちゃいましょうw

私的にはお気に入りになりそうなビール職人ジムが、変にシリアス路線をひた走り始めたモーガンに影響されてしまわない様、心から祈り続けます。

シーズン4第11話の感想はコチラ


以下、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』シーズン4第12話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。

 

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 弱さ

アルのビデオカメラでジョンのインタビュー映像を眺めているジューン。

悲観的な自分とは裏腹に、ジョンが自分と再び出会える事を信じて疑わなかったその信念に、彼女は強く感動を覚える。
その込み上げる想いを聴こえるはずのシーバーに向かい語り出すジューン。。

アルとジューンはハリケーンが過ぎ去った後も、燃料切れで装甲車を動かせずにいた。
やがて幾日か過ぎた頃、シーバーから微かに人の声が聴こえてくる。

 

ウェンデル達が盗んだトラックを持ち主の元に戻す道中、モーガンはシーバーではぐれた仲間たちに呼びかけ続けている。
ウェンデルとサラ、更にジムはそんな彼に少々あきれながらも、モーガンの人道論に付き従い国道沿いにダンボールを置き続けている。

 

調子が悪そうなアルはジューンと共に、バンを置いて微かに聴こえてきたシーバーの声の主を探し始める。
しかし置いてきたバンを何者かに奪われ、アルは激昂。
病状が次第に悪化してゆく彼女をその場に残し、ジューンは過ぎ去ったバンの行方追う。。

ダンボールを置き続けていたモーガンの前に表れたのは、前回のエピソードのラストで彼らのシーバーを盗聴していた女性。
モーガンは彼女にも手を差し伸べようとするが、その女は頑なに助力を受け入れようとはしない。。

バンをようやく見つけたジューンは、ガス欠で止まっていたその車の前で盗んだ男と鉢合わせる。
ジューンはなんとかその男から車を奪い返すが、アルに教えられた薬が見つからない。
やがて疑心暗鬼に陥っていく彼女は、男に銃口を突きつけバンから追い出す。
しかし薬の存在自体が、アルがバンを取り返したいが為についた嘘だった事が発覚。
ジューンはアルが装甲車に固執する訳を問い詰めると、彼女はバンに残したインタビューテープの中には、自分が愛した人間の映像も残されている事をジューンに告げる。。

貯水タンクの上からシーバーで呼びかけ続けているモーガン。
やがてバッテリー切れギリギリのトコロで、ジューン達はようやくその声をキャッチする。
しかしガス欠になって動かなくなってもそのバンを見捨てられないアルは、ジューンと別れ一人その車に残ろうとするが・・

モーガンの指定した国道沿いで、ようやく彼と合流するジューンとアル。
ジューンはジョンがいない事に落胆を隠し切れないが、思い直し、モーガンのシーバーを借りバンを盗んだ男に呼びかける。
彼を見捨てた事を謝罪しながら、

「他人同士でも助け合える」

と語りかけたジューンは、クインと名乗るその男に自分たちとの合流地点を伝えるが・・

装甲車でジューンに教えられた場所にやってきたクインは、距離標識を偽装していた謎の女に出逢う。
彼女が連れるペットウォーカーに襲われてしまうクインの傍で、シーバー越しのジューンの声が空しく響き渡る・・
 

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 ・・いよいよアルの過去が少しずつ描かれてきましたね。。

過去の男の思い出に未だ囚われ続けている彼女は、なんだか一番か弱い女の典型像なのかも。。

ジャーナリストという立場でアポカリプスの傍観者であり続けようとしたアルは、どうやらその無骨な精神論より、悲観論者ならではの情緒深さからきているような気がしてきます。

冷静にジューンを励ましたのも、バッテリーが切れるまでジューンがジョンの映像をビデオカメラで見続けていた事を咎められなかったのも、裏を返せば希望を持ち続けたいアルの願望の内に潜めた線の細い弱さ。。

一度は思い出と共にバンに残ろうとしていた彼女が、それでもジューンと別れようとはしなかったあたりからも、彼女の寂寥感がヒシヒシと伝わってきます。

 

ジューンはそんな彼女の影響のおかげで、少しずつ弱い自分からの脱皮を試みているようですが、なんだか腑に落ちません。

それはマディソン程ではないにしても、彼女が少々おしゃべりになってきた事。。

元々は自分を偽り続けてきた女の設定なので、もう少しアルの様な影を見せ続けながらにしてもらわないと・・

あまりこの辺の心境の変化を台詞で語らせてしまうと、道徳論丸出しでちょっと鬱陶しく感じてきてしまいます。

 

言葉通り「keep on truckin'」を続けるウェンデルや陽気でニヒルなビール職人のジンボは、そんなナイーヴなチームモーガンのグループにはやっぱりうってつけの人材。

彼らの存在のおかげで、大分神経質になりそうなメインキャラたちのエピソードが、程よくマイルドに中和されてきているような印象を受けました。

 

完全に狂いまくっているペットウォーカー連れのオバチャンの存在だけは、明確な悪役のいない今回のシーズンでは、どうも一人だけ浮いてきている様に感じてはしまいましたがw

・・だったら何とかスケジュール調整して、倒錯しきったダニエルでもそろそろ登場させてくれないかな・・・

 

シーズン4第13話の感想はコチラ
www.mariblog.jp

 

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