Wentwoth Season5-episode.3/2017~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ニコール・ダ・シルバ、パメラ・レイブ、ロビー・マゴシヴァ・ラモス、リビー・タナー、タミー・マッキントッシュ他
暗雲広がるウェントワース
『ウォーキングデッド』のカールロスが冷めやらぬ今日この頃。。
そーいえば、日本ではこっちもスタートしてましたね。。
・・えーと、なんでしたっけ・・?
あーそうそう、フランキー出戻りで、リズがいよいよ法廷へ、でしたね。
フランキーは私的にも視聴者的にも、最早ウェントワースには欠かせない存在になったのできっと今回もうまく切り抜けてくれるでしょうが、そうするとこのドラマの主人公がいなくなってしまう。。
リズはきっとうまくいくはずのない偽証裁判で、どんな代償を背負うのか?
その辺のもやもやがうまく晴れてくれればいいんですが。
彼女達には関係ありませんが、今はこれ以上辛い現実に直面させられるようなドラマは観ていられないので・・
以下『ウェントワース女子刑務所』シーズン5第3話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
溝が深まるフランキーとブリジット
相変わらず切ないですねフランキー。
禁断の関係であるブリジットを守る為とはいえ、彼女の善意を突き放さざるを得ないその寂しさと不器用さ。。
ブリジットはブリジットで、もう恋をしている少女の様に所かまわずフランキーに纏わりつきます。
・・彼女、カウンセラーなんですよね・・?
もうちょっとうまく相手の心理を読んで、接していけないものなんでしょうか?
ましてLGBTなら尚更、人の心の機微に敏感であってもらいたいんですが。
偏見でしょうか・・?
リズはやっぱりでしたね・・。
刑事の口車に乗せられ法廷で宣誓した後に、新たな証拠を突き付けられ取り付く島もなくあっという間に偽証罪に問われ退廷させられる有様。
冒頭から彼女の不安な気持ちを表す描写が散々出てきていましたが、コレ、余りにも当たり前過ぎて一体何を伝えたかったんでしょう?
それにしてもオーストラリアの偽証罪って重いんですね。
調べてみたら日本では3カ月以上10年以下の懲役らしいんですが、まさかの15年以下の懲役とは・・。
更には被告側の新証拠の提出を刑事側が知らなかったというお粗末さ。
リズもリズですが、さすがにこの刑事無能過ぎませんか?
というか、彼自体は何の罪にも問われないんでしょうか?
設定自体もお粗末ですが、あまりにもリズが空しく感じ、もうかける言葉もありません。
結局、ソーニャは何だったんでしょうか?
このままサイコパスでもなく、ただの金持ちおばさんで終わっらせてしまうのはちょっともったいな過ぎます。
早くファーガソンを凌ぐ振り切った逸材キャラに成長していってもらいたいんですが。
ファーガソンはウェントワースをまだ完全に仕切り切れていないカズの弱みに付け込み始めましたね。
ドラッグの蔓延を目論むティナ達を操り始め、そろそろ逆襲再開といったところでしょうか。
でもスイマセン。。
くどい様ですが、彼女にはもうちょっと飽きてきてしまっています。。
多分その大きな原因は、
ファーガソンに絶対悪を演じさせる上で重要な人間味をあまり感じられないところな気がします。
『ウォーキングデッド』でいえば、ニーガンしかり、ガバナーしかり、その悪に染まっていった経緯が少しづつだがしっかり表現されています。
まあ、あっちはアポカリプスな世界なのでそこら辺は描きやすいんでしょうが、ニーガンはルシール(妻の方)を失った時の自分の弱さを、ガバナーは自分の娘に対する執着をそれぞれ闇に転化させていきます。
しかしファーガソンは、父親によるトラウマからのサイコパス迄はわかるんですが、その後彼女が黒人系や子供に対してみせる偏愛ぶりがどこからくるものなのかイマイチよく伝わりません。
どうしてもシンパシーしにくいキャラは私的にはあまり楽しめないので、せめてファーガソンが支配欲に憑りつかれる迄の過酷な幼少期等を織り交ぜてもらえると少しは感情移入しやすくなる気がするんですが。
物語終盤、フランキーは自分を貶めたのがファーガソンではない、別の誰かだというコトに気付きます。
刑務所のフェンスに引っかかったリボンが、カイトの様に自由に解き放たれていく描写だけが、フランキーの第二章を暗示させる唯一の希望を感じさせてくれた回でした。
シーズン5第4話の感想はコチラ
『ウェントワース女子刑務所』は
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