The Walking Dead Season8-Episode.13/2018~(アメリカ)
企画:フランク・ダラボン/原作:ロバート・カークマン
出演:アンドリュー・リンカーン、ノーマン・リーダス、ローレン・コーハン、メリッサ・マクブライド、スティーブン・オッグ、レニー・ジェームズ他
サイモンVSマギー
サイモンのヒルトップ掃討作戦がいよいよ始まります。
迎え撃つリック達はどこまで食い止められるんでしょうか?
随分逞しくなったマギーは、もはや完全にこの連合軍のリーダーのようですね。
・・グレンが生きていたら、マギーのこの成長をどう思うんでしょうか?
・・・そう言えば、
twiiter上で見つけたんですが、前回のエピソードでリックがルシールに火を点けたジッポーは、グレンの愛用品だったんじゃないかというウワサ。。
・・ちょっとしんみりしてしまいます。
非業の死を遂げた彼の魂は、今でもこの最終決戦の中でちゃんと残っているんですね。。
・・あれ?
そう言えば、マギーが被っていたグレンの帽子は、いつの間に無くなったんでしたっけ・・?
シーズン8第12話の感想はコチラ
以下『ウォーキングデッド』シーズン8第13話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
ヒルトップ掃討作戦
今回のエピソードの脚本は、アンジェラ・カン。
彼女はシーズン8でカールを殺してしまった張本人である低能ギンブルの後を引き継ぎ、シーズン9からTWDのショーランナーを務める事が決まっています。
彼女の手掛けた最近のエピソードは、
シーズン7の3話で、救世主に捕まったダリルと、ドワイドの苦悩を対比させた回や、
シーズン8の5話で、ルシールに対するニーガンの想いを初めて描いた回など、
上っ面な刺激的なだけの描写ではなく、苦悩するキャラクター達の心情をうまく描く事で定評のある脚本家です。
なので、ちょっと今回は期待できるかも。。
冒頭はギャビンの復活?かと思いきやお馴染み夢見るモーガンから。
今回のエピソードでは、このギャビンの亡霊がもうウザイくらいモーガンの前に幾度となく登場します。
「何をすべきか分かっているはずだ」
と連呼しまくってくるんですが、いや、全然分からないんですけど・・
中間管理の性か、ひょっとしてまだ済んでない転勤組のモーガンの挨拶回りを心配してくれていたんでしょうか?
まあ、ギャビンには会いたかったのでこれ以上深くは追求しない事にします。
ヒルトップでは野戦病院の準備に追われるセディクとダナ。
『ER緊急救命室』さながらの緊迫した手術前の空気を醸し出していますが、せっかく加わった医師の卵のセディクをそんなにいじめなくても・・
やがて戦国合戦時のほら貝さながらに鳴り響く車のホーンを合図に、日の暮れた頃、ようやくサイ門達がヒルトップ門に到着。
心機一転、ニーガン風ライダースを纏った彼は、シーバー越しにマギーと対峙します。
捕虜の釈放と引き換えに、撤退を要求するマギー。
彼らを役立たず扱いで、あっさり宣戦布告するサイモン。
マギーのバックにいるイケメン囚人アルは、もうすっかり彼女の新恋人候補に名乗り出る気満々です。
サイモンの指示で封鎖されていた門の障害物をアラット達がどけ始めると、後方から一人颯爽とバイクにまたがったEXILEダリルの登場。
・・いくら何でもこれ自殺行為ですよね・・。
無敵のヒーローと化してまったダリルとは言え、このアメコミチックな登場シーンにはちょっと引いてしまいます。
身を隠すサイモン軍団をマシンガンで威嚇し、いつの間にか開けられた門の隙間からヒルトップの中に滑り込むダリル。
しかし、サイモンもそこは見逃しません。
同時に救世主たちをなだれ込ませますが、実はそれもマギーの手の内。
彼らの車はスクールバスで封鎖され、立ち直った飼育係エゼキエル連合軍が一斉射撃。
ミショーン、キャロル、ロジータらの歴戦の女勇士たちの反撃にあいながらも、ジリジリと救世主たちは歩を進めていきます。
やがて銃撃しているタラの背後を取るサイモンとドワイド。
それに気づいたダリルが援護に入る寸前、ドワイドのボーガンの矢がタラの肩を掠めます。
サイモンに悟られぬ様、中々にくくタラの窮地を救うドワイド。
こういう二重スパイ的な役回りのドワイドの描き方は、結構痺れます。
救世主に襲撃され負傷したトビンに駆け寄るキャロル。
懐かしいふたりの再会ですが、確か救世主たちの武器には・・
救世主車のヘッドライトを一斉射撃で壊し、籠城作戦を始めるマギーたち。
暗闇の中、ゆっくりと忍び寄るサイモン達ですが、次の瞬間、今度はマギー達の車のヘッドライトが点き、怯んだ彼らを、リック達のマシンガンが追い詰めていきます。
・・マギー、何時の間にこんな戦略家に。。。
たまらず逃げだすサイモン達を、リックとマギーが追っていきますが、そこはお約束の弾切れ。
悔しさを募らすマギーとは対照的に、リックの表情はどこか冷静です。
サイモン軍団の敗走、忍び寄るニーガンの恐怖
久々の銃撃戦の夜が明けて、コーランの一節を引用してみたりしてリックに寄り添おうとするセディクですが、そんな事ではリックの迷いは晴れません。
キングダムの弓使いダイアンから、撃退作戦の賞賛を受けるマギーも、その心境は未だに複雑。
襲撃の犠牲者の墓を見つめ、自分の信念の揺らぎを感じ始めています。
タラの傷を気遣うのはダリル。
二人はドワイドに対する憎しみの終着点を語り合いますが、タラは自分がガバナーの側に付いていた頃と重ね合わせ、ダリルの怒りを宥めます。
この二人の語り合いは中々印象的なんですが、やっぱりタラの変わり様が急過ぎて、どうしても違和感が拭えません。
そして久々に懐かしかったのは、負傷したトビンの病室を見舞うキャロルとのツーショット。
闇深いキャロルの告解を聴くトビンの気遣いが、胸に染みます。
「戦いを終わらせる為の戦いだろ?」
と宥めるトビンに、
「戦いに終わりはなく、得られるのは明日のみ」
と弱弱しく呟くキャロル。
ふたりの再会から大分匂わせていましたが、彼がニーガンの作戦の最初の犠牲者のようです。
やがて夜中に転化が始まってしまうトビンは次々と怪我人たちを襲い始め、見回りにきたダナもあっさり彼の餌食に。
そして後半の不安の種は、幼い頃のカールを引き継いだかのようなヘンリーからも・・
憎しみを未だ抑えきれず、盗んだ銃と鍵を片手に捕獲場へ向かうヘンリー。
囚人達の中から兄を殺した犯人を捜しだそうとしますが、ウォーカーと化した囚人のパニックから、あっさりと悪童ジャレッドに銃を奪われ、彼らはそのまま逃走。
メインハウスの中では、傷を負った住民たちの転化が次々に始まっていきます。
ウォーカーと化した彼らの始末に追われるリック達。
ジーザスとミショーンの連携プレイは、一瞬でしたが新鮮です。
やがて転化したトビンを始末するのはやっぱりアサシンキャロル。
・・彼女の深い業は、夫の死体を憎しみで潰してしまったあの時からずっと続いているんでしょうか・・?
今回は、新しい二人、懐かしい二人の心情を上手く描写したエピソードでした。
それなりに緊張感を漂わせた銃撃戦から、シーズン4の刑務所内での集団感染の頃を想起させるウォーカーの恐怖等、TWDの醍醐味がたっぷり詰まっていました。
リックとセディク、マギーとダイアン、一瞬ですがミショーンとジーザス等の新コンビの上手い掛け合い。
キャロルとトビン、ダリルとタラの会話等には、TWDの長い歴史を久々に思い出します。
ラストでニーガンの転化作戦を知り、因果応報を悟っていたタラですが、そこはドワイドの機転なのできっと心配はありません。
それよりも不安を感じるのはヘンリーのその後。
キャロルとモーガンが彼を必死に探し回りますが、その形跡は見当たりません。
まさか、独りで復讐に出てしまったんでしょうか?
グレゴリーあたりに上手く捕まっていてもらえればいいんですが・・。
思わぬ敗走をしてしまったサイモンは、ジェイディスとのランデブーから戻ったニーガン復帰後、どんな制裁を受けるんでしょうか?
そしてニーガンへの復讐を誓ったはずのマギーの心境にもいよいよ変化が・・?
シーズン8第14話の感想はコチラ
『ウォーキング・デッド』シーズン8は、
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